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富山市立富山市民病院
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病院機能評価マーク
電話番号 076-422-1112
〒939-8511 富山市今泉北部町2番地1
  法人番号 9000020162019

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診療各科・各部のご案内

各科専門外来の設置や集中治療室を整備し技術向上に努めます。

各部のご案内

はじめに

血液透析患者は年々増加の一途を辿り、2014年末で全国で約32万人、毎年約3万人増加しています。当院においても、透析導入患者の増加、他院からの重症患者の紹介の増加に伴い、従来の11台の透析台数では対応困難となってきたことより、平成16年3月に、これまでの3倍(32台)の透析台数を収容可能な新透析センターへ移転しました。
平成24年から多用途透析用監視装置DCS-100NXを1台導入し、On-lineHDFも可能となり、現在32台の透析機器はフル稼働しています。
当院の透析室の特徴は、最新の技術を用い、より安全で効率的な透析医療が実現可能となった点や、患者さんのラウンジや更衣室を広めるなど、より利用しやすくした点などがあげられます。
特に技術的な面では、中央監視システムを導入することにより、患者さん毎にきめ細かく治療条件をコンピュータに設定できるため、より精度の高い、正確な治療が可能となっています。各患者さんの透析中の治療状況も一括して管理出来るようになり、常に最新の情報をスタッフが共有できるようになっています。また、監視システムはスケールベッド(全8台)とも連動し体重がリアルタイムに表示されるため、適正な除水管理が可能になりました。
透析液の清浄化は貧血や透析アミロイドーシスの発症など透析患者の合併症に関わる重要な問題ですが、全透析装置に対し、エンドトキシンカットフィルター、クリーンカップラーを設置して透析液の清浄化対策にも取り組んでいます。
  • 透析内科外観の写真
    • 透析内科外観
  • 透析室の写真
    • 透析室の様子
  • 患者ラウンジの写真
    • 患者ラウンジ
  • 更衣室の写真
    • 更衣室
  • 中央監視システム内の写真
    • 中央監視システム
  • スケールベッドの写真
    • システムと連動しているスケールベッド

概要

昭和51年 血液透析開始
昭和62年10月 CAPD開始
昭和62年 持続血液浄化療法開始
平成11年4月 血液浄化療法科へ名称変更
平成16年3月 血液浄化療法科移転;透析中央監視システム採用
平成21年4月 血液浄化療法科から透析内科へ名称変更
     7月

透析監視装置32台稼動

平成24年 多用途透析用監視装置DCS-100NX 1台 導入
  透析支援システムFutere Net Web+導入
平成26年 On-line HDF療法開始
平成28年 PAD4000による下肢SPP(皮膚灌流圧)の測定開始

特徴

  • 急性腎不全の治療(集中治療科での持続血液濾過透析を含む)
  • 慢性腎不全の透析導入
  • シャントトラブルの対応
  • 血漿交換や血漿、血球成分吸着療法などの種々の血液浄化療法および末梢血造血幹細胞採取
  • 緊急透析に24時間体制で対応
  • 長期血液透析による合併症(透析アミロイドーシス、持続的低血圧症、心不全、掻痒症)には、血液濾過法(HF)、血液透析濾過法(HDF)の施行も可能

診療内容

血液透析
透析ベッド数 32床
透析患者数 約70名 (平成29年4月現在)
CAPD 
CAPD患者数 約40名 (平成29年4月現在)
血液透析
透析日 対象患者様
午前(9:00~) 入院 /外来 ×

当科で行われる血液浄化療法

当院では、敗血症、全身性炎性症反応症候群(SIRS)、多臓器不全などを背景とした急性腎不全に対する急性血液浄化法として持続血液濾過透析(CHDF)を多くの症例に実施しています。さらに、自己免疫疾患、重症肝疾患を中心に血漿交換、血液吸着、白血球除去療法を、血液疾患を中心に、末梢血幹細胞採取を行うなど、病因や病態に即した血液浄化法の選択に心がけています。
間欠的血液浄化療法
血液透析法 hemodialysis(HD)
血液濾過法 hemofiltration(HF)
血液濾過透析法 hemodiafiltration(HDF)
オンライン血液濾過透析法 on-line hemodiafiltration(on-line HDF)
限外濾過法 extracorporeal ultrafiltration method(ECUM)

 

特殊血液浄化療法

持続的血液濾過透析法 continuous hemodiafiltration(CHDF)
持続的血液濾過法 continuous hemofiltration(CHF)
持続的血液透析法 continuous hemodialysis(CHD)
血漿交換 plasma exchage(PE)
二重濾過血漿交換 double filtration plasmapheresis(DFPP)
腹水濾過濃縮再静注 Filtration concentration and transfusion method of the ascites
血漿吸着(LDL吸着) plasma adsorption
血液吸着(ET・薬物吸着) direct hemoadsorption(DHP)
白血球除去療法 lymphocytapheresis

維持血液透析だけでなく、CAPD(持続的携行式腹膜透析)にも力を入れ(当院のCAPD患者数の維持透析全体に占める割合は36%で全国平均は2.9%)、専門のCAPD室で、患者さんの治療にあたっています。在宅医療であり、一般に血液透析に比較して、社会復帰率、QOLも高く、また、より循環動態に負担が少ないため、適切な支援体制のもと、高齢者にも適した末期腎不全治療法と考えています。
  • CAPD室の写真
    • CAPD室
  • その他施行されるもの
  • 末梢血幹細胞採取 peripheral blood stem cell collection(PBSCC)

主な医療機器・設備

器械名・メーカー規格等
水処理装置(RO) JWS MIZ-255H 1台
透析液供給装置 日機装 DAB-30E 1台
A剤溶解装置 東亜DKK AHI-JP 1台
B剤溶解装置 東亜DKK BHI-JP 1台
透析中央監視システム 日機装Future Net 1式
単身用患者監視装置 日機装DBB-73 2台
多人数用患者監視装置 日機装DCS-73 28台
HDF用患者監視装置 日機装DCG-02 2台
多用途透析用監視装置 日機装DCS-100NX 1台
アフェレーシスモニター クラレKM-9000 2台
末梢血幹細胞採取装置 COBE Spectre 1台
デジタルスケールベッド 中川誠光堂NSK-401K 8台
電動3モーターベッド 中川誠光堂 12台
PAD4000 カネカメディックス 1台

スタッフ紹介

スタッフは医師4名、臨床工学技士7名、看護師11名、助手1名で構成されています。すばらしい環境と高度なシステムの中、患者様が安心して、安全で質の高い治療が受けられるよう職員一同努めています。
現在、看護師スタッフをフットケア、CAPD、検査の3つチームに分け、透析内科の知識・技術・精神の向上を目指しています。今回は各チームの紹介をさせていただきたいと思います。
フットケアチーム

チームの紹介

 当院では透析患者さん全員の足観察を1ヶ月に1回実施しています。足観察の結果で何らかの処置が必要な場合は、糖尿病重症予防(フットケア)研修を受けた看護師3名が、爪切りや巻爪の処置・足裏の皮膚のケアなどを行います。

①患者さんと共に足観察をします。

②炭酸浴(足浴)をしています。

③厚くなった爪を専用の機械を用いて削っています。

④保湿剤塗布などの指導をして患者さん自身で足を守っ

 ていただくようサポートしています。

活動内容

 透析患者さんの足は、血管の石灰化や低栄養状態、足裏の乾燥が強いなどの特徴があると言われています。そのため、全ての透析患者さんを対象に、月に一度、チェックシートをもとに看護師による足観察を行い、足のトラブルがないかチェックをしています。そのなかで、何らかのケアが必要な患者さんに対し、フットケアチームの看護師が炭酸浴(足浴)や爪のケア、乾燥・亀裂・胼胝(たこ)のケアを行っています。また、水虫や深い傷があるような場合や、足の血流が悪いなどの場合は皮膚科や形成外科、血管外科などの専門科と連携し治療をすすめています。

足に関する検査は、1年に2回ABI(腕と足の血圧測定値の比)測定と適宜SPP(毛細血管の血流の検査)測定を施行しています。それらの値に著しい変化がないか主治医と共にチェックを行い、必要時専門科である血管外科に紹介しています。

  

私達は足をみる看護師です。

『見る』・『診る』・『看る』・『観る』・『視る』

様々な視点から患者さんの大事な足を守ります。

 

CAPDチーム

チームの紹介

 当院透析室では、腹膜透析担当看護師3名で担っています。救急外来での腹膜透析患者様の対応など、院内全域で統一した看護が行えることを目標に頑張っています。

CAPDの例

 

仕事をしている人にはピッタリな治療です。日中は交換しないスケジュールも組むことが出来ます。

 

 

半年毎に腹膜機能検査を行なっています。(入院と外来を交互に)その時に腹部に挿入しているカテーテルの交換を行います。

 

 

現在、腹膜透析歴が長く病状が安定している患者様を地域の開業医と連携しながら治療を行なっています。

当院への受診は、腹膜機能検査のみ(年2回)になります。

具体的な活動内容

 腹膜透析は、在宅で行う透析療法で、普段の通院は月に1~2回程度です。

 寝ている間に機械を使って自動的に行う方法(APD)と、日中に数回透析液を交換する方法(CAPD)があります。

 導入期患者様に対して退院時に自宅訪問を行い、自宅の環境や手技の確認、心配事等を聞き、安心して在宅での治療が行えるようサポートしています。また希望があればその後も訪問を行なっています。

 腹膜透析は24時間連続した透析で体液や血圧の変動が少なく、体の負担が軽減できます。そのため、食事の制限がある程度緩和されます。そして、自由度の高い生活が可能で、社会復帰が容易です。患者様やご家族の生活スタイルに応じて、診察日や診察時間の調整なども行っています。また、外来通院時には、出口部の管理や腹膜炎など合併症の予防や、食事・服薬等の指導を中心に行い、長く治療を続けられるようにサポートしています。

 

当院での腹膜透析患者数

 2016年の富山県の腹膜透析患者数は90名、血液透析と併用患者数は15名です。当院の腹膜透析患者数は33名、併用患者数は12名です。県内で腹膜透析患者数が一番多く、医師・看護師共に自信を持って援助しています。

 

検査チーム

チームの紹介

 検査チームは、維持透析中の患者さんの検査を、円滑に実施できるよう計画しています。 

 

 

 

 

具体的な活動内容

 維持透析患者さんは毎月採血を行い、患者さん一人ひとりの検査結果について、医師・臨床工学技士・看護師でデータ検討会を実施しています。検討会では、安全で効率的な透析を行なえるように、内服・透析条件の変更を検討し、食事指導や日常生活指導を行なっています。

 年間の定期的な検査には、腹部CT・全身骨レントゲン撮影・骨密度検査・心電図・心エコー・便潜血・内視鏡検査などを実施しています。定期的なドライウエイト(DW)の見直しには、胸部レントゲンと血液検査に加え、体液量測定(INBODY)を実施しています。

 その他、維持透析中の患者さんの足観察の一環として足関節上腕血圧比検査(ABI)と、皮膚毛細血管潅流圧検査(SPP)の検査を実施しています。検査の結果、下肢の末梢動脈疾患(PAD)のリスクが高い患者さんには、フットケアチームに介入してもらい足のケアを行なっています。また、下肢の末梢動脈疾患(PAD)の予防のために、透析中の運動療法を行ない腎臓リハビリテーションにも力を入れています。

 また、シャントの管理のため、必要時にシャントエコー・シャント造影を実施して、適切な時期に血管外科受診を促し、シャント閉塞を起こさないように管理しています。

 

これからも皆様のご指導、ご協力の下、地域へ貢献していける透析内科を目指してがんばりますので宜しくお願いいたします。

部門統計等(診察実績)

2016年度実績(回/年)
血液透析 8704回
CAPD 585 回
特殊血液浄化療法

118

透析導入患者数
血液透析

2008

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
導入患者数 30 43 41 31 35 40 34 29 31 29
  • 導入患者原疾患割合(2008~2017年)
過去10年間の当院血液透析件数
年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
業務日数 312 312 312 311 312 313 311 312 314 312
血液透析総件数 7107 7616 8805 9671 9430 9109 8318 8142 8800 7761
緊急透析件数 1300 1299 1072 1201 1121 1098 1007 1119 1021 1088
CAPD外来件数 199 271 284 395 420 510 635 604 631 644
  •  
特殊血液浄化療法施行件数-2017年(1年間)
持続的血液濾過透析法(CHDF) 39回
持続的血液濾過法(CHF) 0回
血漿交換(PE) 8回
二重濾過血漿交換(DFPP) 0回
腹水濾過濃縮再静注 36回
ET吸着 6回
白血球除去療法 0回
血漿吸着療法(LDL吸着等) 22回
末梢血幹細胞採取(PBSCH) 10回

 

  • 特殊血液浄化療法施行回数年次推移
  • 過去10年間の特殊血液浄化療法件数
年度 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
PBSCH 6 8 2 2 1 6 2 0 0 10
血漿吸着 27 9 0 0 0 0 0 0 0 22
血液吸着 6 14 0 8 10 15 30 22 14 6
腹水濾過濃縮再静注 2 6 14 14 1 8 5 6 8 36
PE 17 0 8 8 15 1 8 28 3 0
DFPP 0 7 0 11 15 16 8 0 12 0
白血球除去療法 27 9 0 0 0 0 0 0 0 0
CHF・CHD 0 0 0 0 10 9 37 2 1 8
CHDF 214 139 96 96 133 111 72 92 61 31

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