学校長の挨拶

　本校は、昭和27年に富山市民病院付属准看護学院として開校されました。昭和43年に富山市高等看護学院に改められ、昭和51年に富山市立看護専門学校と改名しました。平成18年に３年課程全日制、各学年40人の現体制となり、これを機に、富山市今泉に設備の整った現在の校舎が建設され、看護実習は隣接した富山市立富山市民病院で行われています。開校以来、2,500名の優秀な看護師を世に送り出しており、現在も多くの方が第一線で活躍されています。

　現代の医療は、医師・看護師・薬剤師・助産師・臨床検査技師・放射線技師・リハビリ技士・臨床工学技士・栄養士など、数多くの専門家がかかわり、チーム医療で成り立っています。その中でも、より患者さんと接する機会が多い看護師には、疾病に関する知識のみならず、高齢化が急速に進んでいる我が国において、個々の患者さんの病気に対する考え、それらに基づく治療の選択を考慮することが求められています。そのためには、医療の知識と技術とともに、個人の人間性もとても重要となります。

　本校では、医療の知識と技術、人間性を兼ね備えた、「良き看護師、良き医療人」を育成することを目標にしております。教職員一同、看護師を志す若者を心から歓迎し、看護師として巣立っていくために、共に努力してまいります。本校で充実した三年間を過ごしてください。皆さんのご入学をお待ちしております。

富山市立看護専門学校

校長　山野 潤