内科(脳神経内科)

診療科の特色

富山県内では、2名の神経内科医が常勤となっている、数少ない病院の一つです。交代で、月~金曜まで、毎日、外来診療、救急診療に携わっています。脳卒中、髄膜脳炎、痙攣などの神経救急疾患から、頭痛、めまい、しびれな どの一般的な疾患まで、あらゆる神経疾患に対応しています。 近年、増加している認知症の診断にも力を入れています。脳神経外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、精神科など、他の診療科と双方で診療を行う疾患も多く、院内での連携も密接に進めています。 神経救急に関しては、日本脳卒中学会専門医を有しており、超急性期脳梗塞に対して、組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)を用いた経静脈的血栓溶解療法、脳神経外科と協力し、血栓回収療法を積極的に行っています。

実績

部長の林は、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本老年医学会専門医、認知症サポート医、介護支援専門員など、多数の資格を有しており、日本神経学会、日本脳卒中学会、日本老年医学会などの教育認定施設となっています。 神経救急から神経変性疾患まで、あらゆる神経疾患への対応を行っており、2017年度、1年間での神経内科入院総数は532名で、北陸3県有数の入院数となっています。 脳卒中、てんかんなど、神経救急での入院が多くなっていますが、富山県の事業であるレスパイト入院にも協力病院として、関わっており、神経変性疾患の診断、治療も積極的に行っています。

対応疾患

意識障害、意識消失発作、痙攣、記憶障害、複視、眼瞼下垂、嚥下障害、構音障害、麻痺、筋力低下、不随意運動、歩行障害、頭痛、めまい、しびれなどが、神経内科で扱う主な症状です。

神経救急疾患
脳卒中、てんかん、髄膜脳炎、ギラン・バレー症候群
神経変性疾患
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、筋委縮性側索硬化症
免疫性神経疾患
多発性硬化症、重症筋無力症、多発筋炎、慢性炎症性脱髄性多発神経炎
一般的な疾患
片頭痛、筋収縮性頭痛、良性発作性頭位めまい症

特徴的な検査・主な手術

救急外来では、超急性期脳梗塞に対する組織型プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)を用いた血栓溶解療法、脳神経外科と協力し、血栓回収療法を行っています。 外来診療では、診療の待ち時間にできる認知症スクリーニングシートを活用し、認知症の早期発見につとめており、脳ドーパミントランスポーターシンチグラフィー、MIBG心筋シンチグラフィー、脳血流シンチグラフィーといった各種シンシグラフィーを導入し、変性疾患の診療に役立てています。 眼瞼痙攣、顔面痙攣、痙性斜頸に対するボツリヌス療法も行っています。 入院診療では、内服薬や自己注射による、多発性硬化症に対する再発予防治療の導入を行っています。

外来診療日

週間担当医のページをご覧ください

医師紹介

林 茂 (はやし しげる)

副院長
脳神経内科部長
医学博士

医学部卒業年
S62年
専門領域
脳神経内科
資格
総合内科専門医(日本内科学会)
老年病専門医(日本老年医学会)
神経内科専門医(日本神経学会)
学会
日本内科学会
日本神経学会
日本老年医学会
モットー
丁寧な診療を心がけています

松原 慶太郎 (まつばら けいたろう)

内科医師

医学部卒業年
H28年

森 誠 (もり まこと)

内科医師

医学部卒業年
H28年