泌尿器科

泌尿器科

診療科の特色

今年度から常勤医師が3名から4名となりました。非常勤医師2名を加えた6名で診療を担当します。どのような症例でも即時対応できるような体制をとっています。

また、個々の患者さんに最も適した検査法や治療法を選択する上で時間をかけて説明し、患者さんに納得して選んでいただけるよう心がけています。

侵襲の少ない治療を提供できるように、悪性腫瘍や尿路結石に対して、鏡視下手術や内視鏡手術を積極的に取り入れています。

当院では、入院中の患者さんの排尿を管理・指導する多職種で"排尿ケアチーム"をつくり、個々の患者さんが早期に排尿自立できることを目指して活動しています。退院後も、かかりつけの医療機関と連携して、継続した排尿の管理・治療を行っています。

実績

当科は日本泌尿器科学会拠点教育施設です。

〈2022年度 主な手術の実績〉
腹腔鏡下腎摘除術あるいは腎部分切除術11例
腹腔鏡下腎尿管全摘除術11例
経尿道的膀胱腫瘍切除術57例
経尿道的腎尿管砕石術38例
腹膜透析カテーテル留置術・抜去術23例
経尿道的前立腺切除術7例

対応疾患

尿路性器腫瘍
膀胱がん、腎盂尿管がん、前立腺がん、腎腫瘍、副腎腫瘍、精巣腫瘍
排尿機能障害
前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱
女性泌尿器
骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁
尿路結石症
腎結石、尿管結石、膀胱結石
尿路感染症
腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎

特徴的な検査・主な手術

腎がんに対する低侵襲手術
4か所の5~10mmの小さな手術創で腎を摘除する鏡視下手術を標準術式としています。さらに、腫瘍部のみを切除する腎部分切除術を鏡視下で行う術式を早期に取り入れ、腎機能と整容性の両方を温存する治療を目指しています。
腎結石や尿管結石に対する治療
最新の体外衝撃波結石破砕装置を導入し、日帰り治療を行っています。一方、細径の軟性内視鏡を尿管や腎盂にまで挿入し、確実にレーザーで砕石する手術も導入しています。
前立腺がんに対する強度変調放射線治療(IMRT)
従来法の放射線照射法では、膀胱や直腸といった周囲の臓器への照射が問題でした。これに対し、IMRTは、腫瘍のみに放射線を集中して照射できる革新的な照射技術で、前立腺摘除術で問題となる尿失禁や勃起障害を避けることができます。

外来診療日

週間担当医のページをご覧ください

医師紹介

児玉 浩一 (こだま こういち)

泌尿器科部長
臨床研修センター主幹
医学博士

医学部卒業年
H7年
専門領域
排尿機能障害、泌尿器悪性腫瘍、尿路結石症
資格
泌尿器科専門医(日本泌尿器科学会)
学会
日本泌尿器科学会
日本内視鏡外科学会
日本排尿機能学会

モットー
患者さんに寄り添った医療を目指します

高瀬 育和 (たかせ やすかず)

図書室部長
泌尿器科医長
医学博士

医学部卒業年
H11年
専門領域
泌尿器科悪性腫瘍
資格
泌尿器科専門医(日本泌尿器科学会)
学会
日本泌尿器科学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本内視鏡外科学会

中野 泰斗 (なかの たいと)

泌尿器科医長
医学博士

医学部卒業年
H24年
資格
泌尿器科専門医(日本泌尿器科学会)
学会
日本泌尿器科学会

小泉 紗弥 (こいずみ さや)

泌尿器科医師

医学部卒業年
H31年