血管外科

呼吸器・血管外科

診療科の特色

血管外科は、頭頸部を除いた全身の血管を対象としており専門的な内科がないことが特徴です。対象疾患は大動脈瘤などの大血管疾患から下肢の閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤などの末梢動静脈疾患であり、診断から検査、薬物療法などの内科的治療、血管内治療(カテーテル治療)、外科手術、治療後の定期観察、心臓血管リハビリテーションなど総合的な血管診療を行っています。治療法の選択が非常に大切であり、手術だけでなく、薬物療法や低侵襲である血管内治療も含めて、専門・指導資格を持った心臓血管外科専門医、脈管専門医が適切に選択することにより、患者さんにとって不利益のない医療を実践することを目標としています。また、当院は心臓血管外科専門医修練施設、腹部ステントグラフト実施施設、下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術実施施設の認定を受けており、実施・指導資格を持った医師が、適切で質の高い、多職種による集学的な治療を行っています。

実績

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

金属骨格(ステント)付き人工血管を鼠径部から大動脈内に挿入し血管内から大動脈瘤を覆う手術です。低侵襲であるため、併存疾患のある患者さんやご高齢の患者さんにも手術が可能です。多種あるデバイスから、適切なデバイスを選択します。(術後5-7日程度の入院が必要です。)

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術

下肢の静脈穿刺した後に静脈瘤内にレーザーファイバーを挿入して、レーザー光で静脈瘤を焼灼する手術です。さらに下腿静脈瘤に対し、縫合不要な小切開で静脈瘤の切除を行っています(stab avulsion法)。(1泊2日入院が必要です。)

閉塞性動脈硬化症に対する浅大腿動脈ステントグラフト内挿術

近年増加傾向にある閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療に、新たなデバイスとしてステントグラフトが認可され、良好な開存率が報告されています。当院でも2018年に導入を予定しています。