薬剤部

当院薬剤部は、「調剤係」・「がん化学療法係」・「病棟薬剤指導係」・「医薬品情報係」の4つの係から成り、薬剤師26名・助手3名(令和2年4月現在)で、調剤・製剤・医薬品の管理、医薬品情報の収集や管理、病棟業務、治験業務など様々な業務を分担しています。

当院では医師・看護師・薬剤師やその他の職種の人たちが集まり、患者さんを中心としたチーム医療を行っています。チーム医療の一員として、各病棟に専任薬剤師を配置し、病棟業務(病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務)に積極的に取り組み、「医薬品の適正使用」に貢献することを目指しています。また、退院後もシームレス(切れ目ない)な薬学的ケアが提供できるように、がん化学療法に関する情報提供書などを導入し、薬薬連携の取り組みを積極的に進めています。

連携充実加算算定開始についてのお知らせ.pdf

チーム医療における薬剤師の役割

当院の薬剤師は、次のようなチーム医療に参画し、ラウンドやカンファレンスを行っています。薬剤師の専門性を活かし、患者さんの治療に貢献できるよう他のスタッフへ様々な情報提供をしています。また、患者さん向けの各種教室にも参加し、薬に関する説明を行っています。

  栄養サポートチーム      糖尿病教室
  感染対策チーム        心臓病教室
  緩和医療チーム        腎臓病教室
  褥瘡対策チーム        肝臓病教室
  整形外科術前小集団指導
  がん・なんでも相談室

個々の薬剤師がより専門的な知識の習得やスキルアップを目指し、各種研修・講習会・学会などに積極的に参加しています。

当院薬剤部の認定薬剤師取得状況は右の通りです。

認定薬剤師取得状況  (2020年1月現在)

日本病院薬剤師会
生涯研修認定薬剤師(平成31年度)  2名
がん薬物療法認定薬剤師       1名
認定指導薬剤師           2名 

日本薬剤師研修センター   
研修認定薬剤師           8名
認定実務実習指導薬剤師       7名 

日本静脈経腸栄養学会
NST専門療法士          3名     

化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師 1名
ICD(インフェクションコントロールドクター)    1名
日本糖尿病療養指導士          1名
小児薬物療法認定薬剤師        1名
骨粗鬆症マネージャー          1名
日本DMAT隊員            1名
MCLSプロバイダー          1名
PhDLSインストラクター        1名

病棟での薬剤師の業務

病棟薬剤業務と薬剤管理指導業務を通して、医師・看護師など医療スタッフへの情報提供、患者さんの治療の薬学的管理を行っています。

診療科の違いなどから病棟ごとに薬物療法にも特徴があります。それらの特徴を捉え、また薬剤師の専門知識を生かしながら、医薬品が適正に使用され、安全で有効な薬物治療が行われるよう業務を行っています。

病棟薬剤業務
平成25年3月より病棟薬剤業務を開始し、全15病棟に薬剤師が常駐しています。入院患者さんの持参薬を含めた投薬状況の把握や、TDMを活用した処方提案、ハイリスク薬を中心とした医薬品の適正使用の確認と患者さんへの説明、病棟配置薬の管理、他職種との連携などを行っています。

薬剤管理指導業務(服薬指導)
入院患者さんへの薬の効果・のみ方・副作用・アレルギー・保管方法などの説明、副作用のチェックなどを目的に薬剤師が直接ベッドサイドにお伺いしています。

地域医療支援への参画
病院内の医療スタッフとの情報交換だけでなく、合同カンファレンスに参加しています。地域の医療スタッフとの情報交換も重要と考え、地域の薬局薬剤師さん向けのセミナーなども開催しています。

整形外科術前小集団指導
糖尿病教室
有害事象モニタリングセンター

調剤業務

医師は、患者さんを診察して薬による治療が必要と判断した場合、薬の処方箋を発行します。調剤係では、薬剤師が処方箋をもとに外来・入院の患者様の薬を調剤しています。当院では院外処方箋を採用しているため、調剤係で調剤するのは、ほとんどが入院患者さんの薬です。薬剤師は、処方箋が発行されると、処方内容の監査(重複投与・相互作用など)にあたり、疑問点は必ず医師に連絡し、患者さんが安心して薬を使用できるよう確認しています。

調剤業務

製剤業務

薬の中には、特定の患者さんに治療上不可欠な薬(特殊製剤)や治療に有効で必要であるが市販品にはない薬があります。また、当院独自の処方からなる薬もあります。そのような薬を調製し、医療現場のニーズに対応しています。

また、抗癌剤の治療が安全かつ適切に行なわれるように、院内全ての抗癌剤のミキシング業務(注射薬の調製)を行っています。調製時は、専用の防護用具を着用し、安全キャビネット内で無菌的に行っています。

抗がん剤無菌調整

注射調剤業務・医薬品管理業務

注射調剤業務では、医師が処方した注射箋に基づいて個人別に注射薬をセットします。投与量・投与時間、2種類以上の注射薬を混合する時の配合可否などに注意して注射薬をセットし、薬剤の適正使用に努めています。

また、病院内で使用するさまざまな医薬品を効率的・経済的に管理するため、SPDを導入しています。主な業務内容は、各部署の定数管理、搬送業務、在庫管理、購入管理などで、医薬品の管理の向上を図っています。

注射器セット業務
薬品購入管理

薬剤部から学生・就職希望の皆様へ

実務実習
薬科系大学5年生の長期実務実習生を受け入れています。指導薬剤師や各種認定薬剤師が中心となって、調剤業務や注射薬セット、院内製剤、抗がん剤の無菌調製、治験、医薬品情報、入院患者さんへの面談・指導などの病棟での業務、その他薬剤部で行っている業務についてプログラムを組み、全スタッフで実務実習をバックアップしています。

見学受付(就職を希望される方)
薬剤部内の様子・業務内容などの見学を随時受け付けています。
見学を希望される場合は薬剤部までご連絡ください。
連絡先 076-422-1112(代表)(担当:薬剤部DI室)

採用試験
富山市上級職員採用試験(受付:5月下旬、試験:6月下旬)の情報については、当院ホームページ、富山市ホームページで確認できます。

薬剤部実習風景
薬剤部成果報告会

薬剤部から患者の皆様へ

お薬手帳について
「お薬手帳」には患者さんが使用している薬の名前や量などが記されており、現在までに薬の種類や量がどのように変わってきたかを知ることができます。また、退院時には退院処方の内容を記載します。退院後、かかりつけ医やかかりつけ薬局でこの「お薬手帳」を提出していただくことにより、「お薬手帳」が医師や薬剤師への薬に関する情報の橋渡しとなります。

入院時に持参された薬について(持参薬鑑別)
入院時に患者さんが持参される薬には、当院で採用している以外の薬や、同じ成分でも名前が違う薬、成分は違うが同じ種類で同じ効果を持つ薬など、様々な薬があります。薬剤部では、患者さんが入院時に持参された薬の種類・服用方法や当院で代わりとなる薬の有無などを調べる「持参薬鑑別」を行っています。入院中の安全な持参薬の管理や重複投与の回避の為には、適切な持参薬の情報が必要になります。

入院される際には、現在服用している薬・お薬手帳・お薬情報紙などをお持ちくださるようよろしくお願いします。

お薬手帳について

薬剤部から保険医療機関及び保険調剤薬局の皆様へ

採用・採用取消薬について

当院の医薬品の採用・採用取消薬については、「医薬品情報管理業務(DI)」に掲載してある「薬品リスト」を ご参照ください。院内の在庫状況により、処方可能日が異なる場合がありますので、ご了承ください。

院外処方箋の疑義照会・医薬品変更報告書等について

当院での疑義照会、医薬品変更報告書等について、下記にまとめてあります。ご参照ください。
疑義照会・情報提供書等のFAX送信、処方箋の再発行に関するお願い 

◎がん化学療法関連

①がん化学療法レジメンの公開について

当院と他の保険医療機関及び保険調剤薬局が連携を強化し、良質かつ安全ながん化学療法を提供することを目的に、当院で登録されているがん化学療法レジメンを公開しています。下記の注意事項を確認の上、ご活用ください。

がん化学療法レジメン一覧(R2.3現在)

01頭頚部.pdf  02脳神経.pdf  03胸部.pdf  04乳腺.pdf

05消化器.pdf  06造血器.pdf  07泌尿器.pdf 08婦人.pdf

09皮膚.pdf   10固形.pdf   11骨軟部.pdf

抗がん剤略称一覧.pdf

(注意事項)
添付のレジメンは患者さんや一般の方への情報提供を目的としたものではありません。
投与量・投与スケジュール等は、患者さんの状態によって変更されることがあります。

②トレーシングレポート(がん化学療法 情報提供書)について

がん化学療法を施行している患者さんより得られた情報で、即時性は低いものの主治医へ情報提供が必要と判断された内容について、FAXにてご報告ください。薬剤部より主治医へ情報伝達を行い、情報の共有化を図ります。

・トレーシングレポートの利用方法

様式をダウンロードして頂き、必要事項をご記入いただいた後、FAXにて薬剤部までご送信ください。

 トレーシングレポート(がん化学療法 情報提供書)様式.pdf

送付先 FAX076-(422)-9330

・トレーシングレポートの流れ

トレーシングレポートの流れ.png

(注意事項)
このレポートによる情報伝達は、疑義照会ではありません。
緊急性のある問い合わせは、通常通りの方法で疑義照会を行ってください。

③がん化学療法に関する研修会等について

開催予定の医療従事者対象のがん化学療法に関する研修会等の案内を掲載します。

令和2年度研修会のお知らせ.pdf

④お問い合わせ先

レジメンに関する照会、患者の状況に関する相談、研修会に関する不明な点などがあれば、下記担当者までお気軽にお問い合わせください。
TEL:076-(422)-1112(代表)  薬剤部担当:廣上、松野

医薬品情報管理業務

医薬品の情報は、インターネット・本・TVなど多くのところから得ることができます。DI業務では、医薬品についての様々な情報を日常の薬剤業務に役立てたり、医師や看護師などの医療スタッフに提供するために、情報を収集し、その情報を分かりやすく整理・保管しています。具体的には、医療スタッフからの薬に関連した質問に対して調査・回答したり、定期的に薬について最新の情報を病院内にお知らせしたり、また、病院内で発生した副作用についての報告を収集、調査などを行っています。

薬剤部イラスト

試用医薬品リスト

毎月行われる薬事検討部会で決まった試用医薬品についてお知らせします。
原則、翌月1日より処方オーダーが可能になります。

採用・採用取消医薬品リスト(薬事委員会6・9・12・3月)

※ お知らせ ※

薬剤部から製薬会社の皆様へ

製造販売後調査について  

当院では、GPSP(医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令)に従って製造販売後調査の要綱を作成し、それに基づき調査を実施しています。調査の受託決定に際しては調査実施依頼・調査実施申請の書類提出をお願いしており、契約の手続きは受託決定後行います。書類については以下の様式をダウンロードして作成していただき、薬剤科・医薬品情報係まで提出をお願いします。提出の際は事前にご連絡ください。

 ※注意事項

 ・原則、調査対象は契約締結日以降の症例としていますので、全例調査対象医薬品は、速やかに契約の手続きをお願いします。

 ・症例登録のみで調査票の回収が不要の場合は、契約締結しておりません。

新規依頼時:調査の実施を希望する前月までに、下記書類を提出してください。契約書の条項文言に関する部分は原則変更せず、必要であれば覚書対応となります。

      提出書類:様式1(1部)、様式2(1部)、様式6(2部) 割印入りで日付の記載のないもの、パンフレット(2部)、実施要綱(2部)

契約変更時:担当医師の変更や依頼者の代表者の変更、契約期間の延長などの変更があった際は、速やかに下記書類を提出してください。

      提出書類:様式7(1部)、様式8(2部) 

調査終了時:調査終了・中止時、速やかに下記書類を提出してください。委託費の請求書は、様式10提出後に送付されます。

      提出書類:様式10(1部)

実施状況報告時:調査期間中、年1回以上提出してください。

      提出書類:様式9(1部)

様式1 製造販売後調査実施依頼書.doc

様式2 製造販売後調査実施申請書.doc

様式6 製造販売後調査契約書.doc

様式7 製造販売後調査変更依頼書.doc

様式8 製造販売後調査一部変更契約書.doc

様式9 製造販売後調査報告書.doc

様式10 製造販売後調査終了(中止)報告書.doc