褥瘡対策委員会

目的

院内における褥瘡発生を予防し、褥瘡に対し発症早期より適切なケア・治療を行えるような体制を整えることを目的としています。

構成

院長、医師2名、看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師1名含む)6名、栄養士1名、薬剤師1名、理学療法士1名、事務1名の13名からなります。医師2名、看護師3名が褥瘡ラウンドチームをつくり、褥瘡対策活動の主体となっています。また、その他に病棟には褥瘡対策に関する協力看護師が16名おり、委員会と連携をとって各病棟における褥瘡対策の中心的役割を果たし、定期的に褥瘡回診にも参加しています。

活動

委員会は月に一度開催され、前月の褥瘡保有・発生状況と経過、体圧分散寝具の使用状況などを報告し、褥瘡対策に関する問題点などについて検討しています。また、2003年5月から毎月第2、4金曜日を「褥瘡対策の日」として、14時から16時まで院内の全ての褥瘡患者さんに対して褥瘡ラウンドチームによる回診を行い、褥瘡を評価し、ケアおよび処置に関して助言・指導をしています。2003年9月からは第4金曜日の17:45~18:45、症例検討会を開催しています。前半はその日に回診した症例を提示して褥瘡の評価と予防や治療などについて学習し、後半は委員により褥瘡対策に関する知識を習得する為にミニレクチャーを行っています。症例検討会は当院の職員のみならず、他の医療機関や介護施設の方々にも参加していただけるようにしています。また、褥瘡対策の啓蒙のために、年に1回院内講演会を開催し、褥瘡に関するセミナー等の開催予定を案内しています。