乳腺外科

診療科の特色

日本乳癌学会認定施設です。

乳房に関する症状がある方や検診で要精査となった方の精密検査を行っています。初診外来は平日毎日あり、必要な検査を迅速に行います。

日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会専門医・指導医が診療を担当します。マンモグラフィや乳腺超音波検査の技師は女性です。

確定診断のための組織診は、ほとんどの場合、針を使う生検によって小さな傷痕で診断可能です。

乳がんに関しては、診断から手術、薬物療法、放射線療法、経過観察、再発の場合の治療まで一貫して、外科の主治医が中心となり、院内各科・多職種と連携して診療します。治療方針はガイドラインに沿った標準治療を基本に、個々の患者さんと十分に時間をかけて相談し、決定しています。

近年は、乳がん以外の疾患を複数お持ちの患者さんも増えています。総合病院の強みを活かし、院内の各科やかかりつけ医の先生と連携し、一人ひとりの患者さんにとって最適な治療を目指しています。

乳がん看護認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、リンパ浮腫療法士の資格を持つ看護師やリハビリテーションのスタッフも院内に揃っており、患者さんやご家族の安心・安全のために、それぞれの専門性を活かしたチーム医療を行っています。

実績

2018年のマンモグラフィ検査件数は1983件、乳腺超音波検査件数は1381件でした。乳腺の生検は、針生検134件、マンモトーム生検 6件でした。穿刺吸引細胞診件数は乳腺33件、腋窩リンパ節 9件でした。

2018年に当院で治療を開始された初発乳がんの患者さんは68人で、うち10人の方に術前化学療法を施行しました。乳がん手術件数は64(うち初発は61件、63乳房)で、乳腺良性疾患の手術は7件ありました。

御高齢で併存疾患のために手術が適さない内分泌感受性の乳がん患者さんに対し内分泌療法を開始した例が2018年中に5人あり、遠隔転移をともなう初発乳がんの患者さんに薬物療法を中心とした集学的治療を開始した例が2人ありました。また、院外からの御紹介で7人の患者さんに、乳がん術後の放射線治療や症状緩和目的の放射線治療を当院で行いました。

対応疾患

下記を代表に、あらゆる乳腺疾患に対応しています。病変の有無および疾患名は、精密検査を行ってはじめて判明します。しこりなどはっきりした自覚症状のある方はもちろん、何か気になるという程度であっても、心配なことがあれば受診して下さい。

乳腺腫瘍(悪性および良性)
乳がん、線維腺腫、葉状腫瘍、乳管内乳頭腫、乳腺腺腫など
乳腺腫瘍と鑑別が必要なしこりを呈する病変
乳腺症、嚢胞、乳腺線維症、過誤腫、脂肪壊死、女性化乳房症など
乳腺炎症性疾患
細菌性乳腺炎、肉芽腫性乳腺炎、乳輪下膿瘍など

また、乳腺外科を窓口として、他院で手術を施行された乳がん患者さんの術後放射線療法や、転移再発乳がんに対する緩和目的の放射線治療のためのご紹介もいただいております。

特徴的な検査・主な手術

マンモグラフィ
女性技師が撮影します。
乳腺超音波(エコー)検査
女性技師が担当します。
乳腺MRI検査
非触知乳がんの検出や適切な術式決定に有用です。
針生検
局所麻酔での外来検査です。2-3mmの小さな皮膚切開で確定診断します。
超音波ガイド下マンモトーム生検
局所麻酔での外来検査です。微小病変や境界不明瞭な病変を従来の針生検よりも確実・正確に生検可能です。皮膚切開長は約4mmです。
乳がん手術
乳房温存が可能かつ希望されれば、乳房温存手術+術後放射線療法を行います。温存手術の創は極力目立たない位置を選んでいます。再建を前提として乳頭乳輪を温存する乳房切除術を行う場合もあります。
センチネルリンパ節生検
色素・RI併用法で、正確・低侵襲に行っています。
乳房再建
二期再建を主に、形成外科で行っています。

ひまわりの会

乳がんを罹患された患者さんと当院スタッフでつくる「ひまわりの会」という会があり、患者さんどうし、あるいは患者さんと医療者との交流や情報交換、共感の場となっています。ひまわりの会では「ひまわり通信」の発行や、講演会、おしゃべり会などを行っています。入会を希望される方や詳しくお聞きになりたい方は、当院外科外来の看護師にお声かけください。

外来診療日

週間担当医のページをご覧ください

医師紹介

竹下 雅樹 (たけした まさき)

乳腺外科部長
外科医長
医学博士
統括DMAT登録者

医学部卒業年
H12年
専門領域
消化器外科、肝胆膵外科
資格
外科専門医(日本外科学会)
消化器外科専門医(日本消化器外科学会)
乳腺認定医(日本乳癌学会)
学会
日本肝胆膵外科学会
日本内視鏡外科学会
日本胆道学会
モットー
苦しんでいる患者さんの身になって診療します