乳腺外科

診療科の特色

乳房に関する症状がある方や検診要精査の方の精密検査を行っています。日本乳癌学会乳腺専門医の女性医師が診断・治療ともに担当します。 マンモグラフィや乳腺超音波検査の技師も女性です。確定診断のための組織診は、ほとんどの場合、針を使う生検によって小さな創で診断可能です。 乳がんに関しては、診断から手術、薬物療法、放射線療法、経過観察、再発診断・治療まで一貫して、主治医である乳腺外科医を中心に、関係科・関係職種が連携して診療します。 併存疾患を有する高齢乳がん症例の増加や、多岐にわたる薬物療法の発展にともない、院内での連携やかかりつけ医の先生方との連携がますます重要になっています。 治療方針はガイドラインに沿った標準治療を基本に、個々の患者さんと十分に時間をかけて相談して決定しています。

実績

乳腺外来患者数は、初診、再診あわせ、週平均延べ100~120人です。2017年の院内マンモグラフィ検査数は2132件、 乳腺超音波検査は1539件ありました。2017年の乳腺生検数は針生検142件、超音波ガイド下マンモトーム生検18件で、乳腺穿刺吸引細胞診は18件でした。 2017年に当院で治療を開始した初発乳がん症例は67例で、うち12例で術前化学療法を施行しました。 乳がん手術は62件(67乳房)で、乳腺良性疾患の手術は6件でした。 併存疾患のため手術が適さない高齢の内分泌感受性乳がん症例に内分泌療法を開始した例が2例、ステージⅣ乳がんに 対し集学的治療を開始した例が3例ありました。他に、術後放射線療法や転移再発乳がんへの緩和照射目的で院外から御紹介をいただいた症例が10例ありました。

対応疾患

下記を代表に、あらゆる乳腺疾患に対応しております。病変の有無および疾患名は精査ではじめて判明します。 症状のある方はもちろん、違和感の訴えなど、病変がないかもしれない方も、お気軽にご紹介下さい。

乳腺腫瘍(悪性および良性)
乳がん、線維腺腫、葉状腫瘍、肉腫、悪性リンパ腫、乳管内乳頭腫、乳腺腺腫など
乳腺腫瘍と鑑別が必要なしこりを呈する病変
乳腺症、嚢胞、乳腺線維症、過誤腫、脂肪壊死、女性化乳房症など
乳腺炎症性疾患
細菌性乳腺炎、肉芽腫性乳腺炎、乳輪下膿瘍など

また、乳腺外科を窓口として、他院にて手術を施行された 乳がん患者さんの術後放射線療法や、転移再発乳がんに対する 緩和目的の放射線治療のためのご紹介もいただいております。

特徴的な検査・主な手術

マンモグラフィ
女性技師が撮影します。
乳腺超音波(エコー)検査
女性技師が担当します。
乳腺MRI検査
非触知乳がんの検出や適切な術式決定に有用です。
針生検
局所麻酔での外来検査です。2-3mmの小さな皮膚切開で確定診断します。
超音波ガイド下マンモトーム生検
局所麻酔での外来検査です。微小病変や境界不明瞭な病変を従来の針生検よりも確実・正確に生検可能です。皮膚切開長は約4mmです。
乳がん手術
適応症例には乳房温存手術+術後放射線療法を行います。温存手術の創は極力目立たない位置を選んでいます。 乳頭乳輪温存乳房切除術を行う例もあります。
センチネルリンパ節生検
色素・RI併用法で、正確・低侵襲に行っています。
乳房再建
形成外科では二次再建に対応しています。

外来診療日

医師名 外来診療日
初診 再診
吉川 朱実 月・火・水・木・金 月・火・水・木(PM)※・金
泉 良平 -

※予約検査です。

医師紹介

吉川 朱実 (よしかわ あけみ)

乳腺外科部長

医学部卒業年
H5年
専門領域
乳腺外科、消化器外科
医学博士
資格
外科専門医(日本外科学会)
消化器外科専門医(日本消化器外科学会)
乳腺専門医(日本乳癌学会)
学会
日本外科学会
日本乳癌学会
日本消化器外科学会
モットー
わかりやすい説明と丁寧な医療に努めます