緩和ケア内科の理念
がん患者とその家族とともに過ごし、世界保健機関(WHO)の緩和ケアの理念に沿って緩和ケアを提供し続けます。
地域に緩和ケアが普及するように努めます。
入院基準
- がん(悪性腫瘍)の確定診断を受けていること。
- 本人または家族が、がんに対する積極的治療を行わないことに同意されていること。
- がんに伴う苦痛(身体的、精神的苦痛など全人的苦痛)があること。
- 本人および家族が緩和ケア病棟について理解して入院を希望していることが望ましい。
Q&A
- 緩和ケア病棟とはどんなところですか?
- がんそのものを治す治療ではなく、病気によって引き起こる症状(痛みや吐気・呼吸の苦しさ・だるさなど)を和らげる治療を行います。
また身体的な苦痛だけでなく、気持ちのつらさなどにも対応しており、患者様だけでなく、ご家族も支えられるようにスタッフがチームで関わります。 - 緩和病棟にはどのような人が入院するのですか?
- がんによる苦痛があり自宅で過ごすことがむずかしい方
がんによる苦痛があり症状緩和が必要な方
がんでかつ在宅で過ごしている方で短期入院を希望する方 - 設備はどのようなものがありますか?
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病室トイレは車いすが使用しやすい構造になっています
ダイニングルームでは、患者さまとご家族がゆったりお食事やお茶の時間を過ごすことができます。また、調理ができるスペースも設けてあります。
リビングルームは、癒しの空間として音楽鑑賞、DVD鑑賞などが行えるスペースとなっています。
専用のウッドデッキ庭園があり、外の景色や風が直接感じられます。
寝たまま入れるお風呂が設置されています。
- 家族は付き添うのですか?
- 患者さまやご家族の希望があれば、付き添うこともできます。ご家族用のお部屋(和室)は2室用意されています。また、病室での付き添いも可能です。
- 家に帰ることはできますか?
- 患者さまの状態が落ち着かれれば、外出や外泊もできます。また、退院も可能になります。病状が悪化した際には、再入院できます。
- 入院費用はどのようになっていますか?
- 入院医療費の負担の割合は、加入されている保険の種類によって異なります。
※室料差額代金のかかるお部屋はございません。
- すぐに利用できますか?
- 入院をご希望の方は、緩和ケア内科外来(入院相談)を受診して下さい。緩和ケア内科外来(入院相談)は予約制となっております。患者様ご本人が来院できない場合は、ご家族の方が代理として受診されてもかまいません。
- 緩和ケア病棟ボランティアの活動はありますか?
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現在、緩和ケア病棟では年間70名ほどのボランティアが、皆さんの生活が快適で豊かなものになるようにお手伝いさせていただくよう活動しています。
年齢も特技も様々ですが、毎日がんばっています。
活動内容
お話し相手、お茶配り、ティサービス、洗濯、買い物、マッサージ、アロマセラピー・リフレクソロジーなど
緩和ケア病棟では季節を感じられるように、様々なイベントをしております。

夏祭り

クリスマス

七夕
節分
音楽療法