栄養科

栄養科の取り組み

 栄養科では治療効率を高めるために、患者さん一人ひとりの栄養管理をおこない、栄養状態の改善につなげています。退院後も食事療法を継続できるよう、わかりやすい指導と、きめ細かい対応を心がけています。

病棟業務

 入院中の患者さんに対し、栄養食事指導・食事形態の調整・退院後の食事に関する相談などをおこなっています。入院中に嚥下調整食を提供していた場合には、食事形態の詳細を記載した「栄養食事連絡票」を転院先にお渡ししています。また、重症の患者さんや手術予定の患者さんには、早期から栄養介入をおこない、栄養状態の維持・改善に取り組んでいます。

栄養指導業務

<個人栄養食事指導>
 医師の指示に基づき、入院・外来の患者さんを対象に栄養指導を実施しています。
 食事療法の目的や方法について、一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な指導を心がけています。また、入院中に栄養食事指導を受けられた患者さんに対して、栄養管理に関する情報を記載した「栄養食事情報提供書」を作成し、連携医療機関との情報共有に努めています。

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【個人栄養指導の様子】

<集団栄養食事指導>
 集団栄養食事指導は、患者さんの交流の場にもなっており、互いに刺激し合える雰囲気づくりを大切にしています。なお、開催教室は以下のとおりです。
〇糖尿病教室
〇腎臓病教室
〇心臓病教室

地域連携業務

段階的嚥下調整食(咀しゃく・飲み込みに配慮した食事)の整備をきっかけに、2014年から、転院先の医療機関および施設宛てに、栄養食事連絡票を配布しています。連絡票には日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の「嚥下調整食分類2021」を基準に用い、転院後も切れ目のない栄養管理をしていただけるよう、入院中の情報提供をおこなっています。
 在宅へ戻られる患者さんのご家族には、在宅向けの栄養食事連絡票をお渡しし、誤嚥しにくい調理の工夫などをお伝えしています。

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【栄養食事連絡票】

給食管理業務

 給食業務は、専門の委託業者に全面委託しています。より安全で美味しく、また、円滑な給食運営を目的に、3つの委員会を設け、給食管理全般の向上に努めています。
〇危機管理委員会
〇衛生管理委員会
〇献立委員会

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【一般食(左)、出産祝い膳(右)】

取得資格

〇NST専門療法士(2名)

○糖尿病療養指導士(2名)

〇TNT-D認定管理栄養士(1名)