新型コロナワクチン接種につきましては富山市病院事業としても積極的に関与していきたいと考えています。
まちなか病院は院内でのワクチン接種に全力を挙げて臨んでおります。
一方、感染症指定医療機関である市民病院におけるコロナ対応は、
①感染者の入院治療
②発熱外来
③行政検査としてのPCR検査
の3つが最大の責務です。
感染者数によっては病院のすべての人的資源を投じなければならなくなるかもしれません。
したがって、市民病院が主体となるワクチン接種のために準備しておく人員・施設は、感染の拡がり状況等を見据えながらその時点で確保できる範囲に留めざるを得ないと考えています。
市民病院が院外でのワクチン接種事業に協力する手段としては、医師・看護師が集団接種会場に赴いてワクチン接種のレーン数を増やすことに協力することの方が実行性もあり効果的だと判断しています。
市民の皆様と力を合わせて新型コロナウイルスとの総力戦に臨みたいと思います。ご理解ご協力をお願い申し上げます。
令和3年5月25日
富山市病院事業管理者 石田陽一