病院事業管理者の挨拶

 管理者写真.jpg

 

 富山市は病院事業としてまちなか病院と市民病院を運営しています。私は両病院の経営管理に責任を持っていますが、富山市の医療が継続的に安定したものとなるためには両病院がどのようにあるべきかを常に考えています。まちなか病院は旧の富山逓信病院を譲り受けて平成314月に開院しました。それまでの急性期病院から回復期の入院機能に転換し、かかりつけ医としての外来機能と併せて富山市の地域包括ケアを支える役割を担っています。また、市民病院は地域医療支援病院として急性期・高度急性期の入院医療、専門性の高い外来医療、地域災害拠点病院としての災害医療、感染症指定医療機関としての感染症医療など富山医療圏の基幹病院としての責務を担っています。

 医師の働き方改革や少子超高齢社会における疾病構造の変化と働き手不足など病院を取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、病院事業局では人材育成に力を入れており、令和5年9月に受審した病院機能評価において富山市民病院の取り組みが高く評価されたところです。今後とも良質な医療を提供し続けることができるように人材を確保していきたいと考えます。

 この4月で藤村隆市民病院長が定年退官して家城恭彦先生にバトンタッチされました。まちなか病院の瀬川正孝院長とも力を併せて前進していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

富山市病院事業管理者 石田 陽一