眼科

眼科

診療科の特色

当科では、眼科一般診療を、月曜日から金曜日までの毎日行っております。当科における患者さんの特徴としては、新生児からご高齢の方まで、様々な年齢の方が来院されます。疾患としては眼のころつきや結膜炎等の軽症の方から、高度の視力低下をきたす網膜疾患や視神経疾患などの重症の方まで、様々な疾患、年齢、重症度の患者さんが来院されます。手術の対象となる疾患では白内障が多く、現在は約1か月の待機での手術を施行しておりますが、コロナウイルスによる市中感染の増減等により、今後も状況は不安定であると予想されます。

加療に際しては、今後も安全第一で望んでいく所存であります。疾患に特化した専門外来はありませんので、高度な治療が必要な場合は大学病院等とも連携し、専門外来へのご紹介もさせていただいております。

実績

当院は日本眼科学会専門医研修制度認定施設であり、眼科研修医や医学部学生の研修も積極的に受け入れております。医師(部長)の資格としては視覚障害者用補装具適合判定医、日本眼科学会専門医、アイフレイル アドバイスドクターです。所属学会は日本眼科学会、日本眼科医会、日本緑内障学会、日本眼科手術学会に属しております。

2022年度の手術実績としては、白内障手術(水晶体再建術)363件、網膜硝子体手術10件、抗VEGF剤硝子体内注射73件、前眼部手術(翼状片、下眼瞼内反症手術等)11件となっております。

眼科2022年度手術実績.jpg

対応疾患

前眼部疾患
眼瞼炎、蜂窩織炎、老人性眼瞼内反症など
結膜、角膜、強膜、虹彩および毛様体疾患
アレルギー性結膜炎、結膜異物、結膜腫瘍、結膜結石、翼状片、角膜異物、角膜潰瘍、角膜炎、強膜炎、虹彩炎、ぶどう膜炎、虹彩毛様体炎など
水晶体疾患
老人性白内障、若年性白内障、薬剤性白内障など
脈絡膜および網膜疾患
網脈絡膜炎、網膜血管炎、糖尿病網膜症、網膜変性症、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞症など
調節および屈折障害
斜視、弱視、調節障害など
視神経および視路障害
緑内障(開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障、正常眼圧緑内障)、視神経炎、視神経症など
眼球、眼窩外傷
眼球打撲、眼窩骨折、外傷性前房出血など

特徴的な検査・主な手術

眼科一般検査(視力、眼圧測定、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査等)、視野検査(静的・動的視野検査)、蛍光眼底造影検査OCT(光干渉断層計)検査にて、前眼部~後眼部までの疾患の診断、加療をしておりますが、頭蓋内や眼窩部病変との関連が疑われる場合は早急にCTもしくはMRIを施行し、他科との迅速な連携も心掛けています。手術は白内障が最も多く、通常片眼の場合は1泊、両眼の場合は3泊4日の入院にて施行しておりますが、ご希望に応じて日帰り手術も可能であります。本年3月に新しい顕微鏡が導入され、クリアな視界での安全な手術が可能となりました。また内科からの紹介患者さんで糖尿病網膜症のレーザー治療や、硝子体注射による加療も年々増加傾向にあります。

外来診療日

週間担当医のページをご覧ください

医師紹介

山田 芳博 (やまだ よしひろ)

眼科部長

医学部卒業年
H9年
専門領域
眼科一般
資格
眼科専門医(日本眼科学会)
学会
日本眼科学会
日本眼科手術学会
日本緑内障学会

モットー
心のこもった丁寧な診察を心掛けています

上嶋 仁美 (うえしま ひとみ)

眼科医師

医学部卒業年
H29年

村上 航平 (むらかみ こうへい)

眼科医師

医学部卒業年
R02年