理念・特徴

富山市民病院卒業後臨床研修システムの理念

富山市民病院は、富山県の中核市である富山市にあり、富山県富山医療圏の地域中核病院としての役割をはたしつつ、また地域医療と連携を目的に開放型病床30床を有し、富山医療圏内の診療所医師・病院との病診・病病連携を積極的に行ってまいりました。
当院の卒後臨床研修システムの基本理念は、次の3項目を掲げており、この基本理念と今までの実績を背景に卒後臨床研修システムを構築しています。

  1. 高度先進医療の提供と救急医療の充実を図り、一次医療機関との連携を推進する。
  2. 医療技術、接遇研修の計画的実施による質の高い医療の提供に努める。
  3. 「開かれた病院」「信頼される病院」をめざし、市民の健康と福祉の向上に寄与する。

研修医の皆様は、本院の卒後臨床研修システムのプログラムの中で様々な医療現場を経験することにより、日常診療に対応する基本的診療能力を幅広く身に付け、高い倫理性と患者の人権に配慮できるプライマリケア医師としての人格を涵養できるものと考えています。

富山市民病院卒業後臨床研修システムの特徴

  1. インフォームドコンセントの理念を十分に理解し、患者中心の医療の実践が経験できる。
  2. プライマリケア、救急医療のための基本的技術履修が可能である。
  3. チーム医療の実践とリスクマネジメントによる医療の倫理的実践が可能である。
  4. 臨床専門医としての疾病の診断、治療技能などの先進的医療提供のための、専門技術履修の基礎的理解が得られる。
  5. 医師法に規定された医師の責務の遵守と健康保険診療の理解と実践が可能である。

富山市民病院の概要

事業管理者 石田 陽一 病院長 藤村 隆
病床数 545床(一般 489床、精神 50床、感染 6床)
医師数 107名(研修医含む。歯科医師含まない。)
患者数 1日平均入院患者数354人 (令和4年度)
1日平均外来患者数870人 (令和4年度)
診療科目

内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科、血液内科、腎臓内科、 内視鏡内科、透析内科、腫瘍内科、感染症内科、小児科、外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、    形成外科、脳神経外科、呼吸器・血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、     放射線治療科、放射線診断科、リハビリテーション科、歯科口腔外科、麻酔科、ペインクリニック内科、   緩和ケア内科、病理診断科、救急科
(計35科)

主な設備 ライナック治療装置、乳房用X線診断装置、CR・MRI・CT装置 等

外来部門

平成27年度に改修が完了し、
明るい雰囲気に!

外来部門

病棟部門

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スタッフステーション

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緩和ケア病棟屋上庭園

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病棟

救急センター

●県内随一の広さと設備 ●年間救急患者数 約8,500人
●専従医・指導医が充実 ●救急車搬送件数 約5,400人

救急センターの画像
救急センターの画像