体外衝撃波結石破砕法

体外衝撃波結石破砕法(ESWL)は、開腹手術をせずに体内の結石を砂状に細かく砕き、自然排石を可能にする画期的な治療法です。1980年ドイツで開始されたこの治療法は、1984年に日本でも取り入れられ、1988年からは保険診療の適用も受けています。
当院に導入されましたフランスのエダップテクノメド社製結石破砕装置は高度な技術を取り入れた最新鋭の装置です。この装置は超音波とⅩ線を組み合せたシステムにより、尿路系・胆道系結石を迅速に焦点にとらえることができ、安全確実な結石破砕が期待できます。
1回の治療に要する時間は30~60分程度で、通常の治療は1~2回で終了します。普通の結石では外来で治療が可能です。ただし、結石の大きさ、位置その他の状態によっては、さらに追加治療を必要とすることがあります。
また場合によっては砕き易い場所に結石を移動させる処置を行うこともあります。