頸動脈内膜剥離術

脳梗塞になられた患者様の中には、頚部内頸動脈の血管壁にコレステロールの垢(アテローマ)がたまり、頸動脈狭窄症を合併している方がおられます。とくに高度の狭窄例(20%以上)の場合、その後脳梗塞を引き起こすリスクが約20%あることが欧米の大規模臨床試験によりわかっています。これに対し、手術によりアテローマを除去すると脳梗塞になる確率が減少することが同じ試験で証明されました(約8%)。