慢性甲状腺炎

女性に多く、日本人女性では10人に1人認められる病気です。原因は不明ですが、甲状腺を攻撃する抗体ができて、甲状腺全体に慢性炎症がおこり、甲状腺が腫大してきます。1~2割の患者さんは、甲状腺機能が低下し、全身倦怠感、脱毛、眼瞼浮腫、寒さに弱いなどの症状が出現し、薬物療法が必要となります。また、出産後に甲状腺中毒症を一時的に起こすこともあります。食生活ではコンブの過剰摂取により甲状腺機能が低下することがあり注意が必要です。