病名 五十音別 か行
疥癬(かいせん)
疥癬虫(ヒゼンダニ、大きさ0.4mm以下)が皮膚の角質内に寄生して、そこで産卵・増殖して全身にかゆみを伴う発疹が出現する病気です。疥癬患者の皮膚との接触によってうつることがあり、老人施設や病院で集団発生することもあります。普通の疥癬ではそれ...
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
下肢静脈瘤は、立ち仕事に従事する人に起こりやすい病気で、足の太ももあたりからふくらはぎにかけて数珠状の静脈ふくらみが出現してくる病気です。この病気は女性に多く、出産を契機に発症する場合が多くみられます。下肢静脈瘤の原因はあまり知られていませ...
肝炎(かんえん)(かんえん)
肝臓は、消化管から取り込んだ栄養を体内で利用できる形に変えたり、栄養素を貯蔵・放出や毒物の分解など、生命を支えるために重要な多くの働きを担っています。この肝臓に炎症がおこり肝細胞が壊れてしまう状態が肝炎です。肝炎の原因には、ウイルス性、代謝...
肝癌(かんがん)
原発性肝癌はC型肝炎、B型肝炎と関連が深く、集学的治療の一環として内科と連携して切除を行っています。また、大腸癌・胃癌の転移性肝癌は、抗癌剤治療と合わせて行うことで予後改善がみられることより、積極的に行っております。...
間質性肺疾患(かんしつせいはいしっかん)
間質性肺炎、膠原病関連肺疾患、特発性器質化肺炎など様々な疾患を含みます。気管支鏡検査(経気管支肺胞洗浄、経気管支肺生検)や呼吸器外科と連携した胸腔鏡下肺生検を中心に、正確な診断を行い治療方針を決定します。...
顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)
突発性難聴と同じく、一連のステロイドの大量点滴をするため、最低8日間の入院が必要です。ただし糖尿病の方はできない場合があります。...
気管支喘息(きかんしぜんそく)
慢性気道炎症を主体とする疾患であり、咳、痰、喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイ)、息苦しさといった症状が、特に夜間から早朝にかけて多く出現します。治療としては、吸入ステロイド、気管支拡張剤を中心とした吸入療法、内服療法を行います。喘息発作時は、重...
気胸(ききょう)
気胸とは、何らかの理由により肺の表面を覆っている「胸膜」いう膜が破綻して肺内の空気が胸腔(肺を収納する空間)に漏れ出ることによって肺自体がしぼんでしまう病気のことです。気胸には胸膜のもろい部分が徐々に膨れていき(ブラと呼ばれます)これが破裂...
基底細胞癌(きていさいぼうがん)
中高年者の顔面に生ずるホクロ様の小腫瘤で、大きくなると中心部がただれることが多いです。転移することは稀ですが、放置すると深部にまで増殖し、筋肉や骨を破壊します。ダーモスコピー検査は、基底細胞癌の診断に役立つ検査法です。...
急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)
咽頭痛、発熱、高熱が出ます。痛くて食べられない位だと、入院し抗生物質、補液、点滴をします。またしょっちゅう繰り返す習慣性扁桃炎や慢性扁桃炎では手術となります。...
虚血性心疾患(狭心症/心筋梗塞)(きょけつせいしんしっかん、きょうしんしょう、しんきんこうそく)
心臓を栄養する血管(冠状動脈)が動脈硬化などで狭くなり、血液が十分に流れなくなった状態を、狭心症といいます。さらに完全に閉塞し心臓の筋肉(心筋)が壊死した状態が心筋梗塞です。...
クモ膜下出血(くもまくかしゅっけつ)
大部分が脳の血管(動脈)にできたこぶ(瘤)が破れておこります(脳動脈瘤破裂)。突然の激しい頭痛にて発症し、嘔吐や意識障害(程度は様々)を伴うこともあります。初回の出血にて、1/3から1/2の方が亡くなられるか重度の後遺症を残すといわれている...
原発性肺がん(げんぱつせいはいがん)
肺および気管支から発生したがんのことを原発性肺がんといいます。各種のがんの中でも「肺がん」の罹患(りかん=病気にかかる)率は第3位、死亡者数は、1998年以来第1位となっています。また最近は、女性で非喫煙者にも腺がんに罹患する患者さんが増え...
高血圧(こうけつあつ)
高血圧に関しては、日本高血圧学会員である石田副院長が外来診療を中心に行っており、最新のエビデンスにもとづく医療を提供しています。最近、注目されているアルドステロン症の局在診断については、CT・RIシンチグラフィー・副腎静脈サンプリング(AV...
呼吸器感染症(肺炎、肺非定型抗酸菌症、肺真菌症など)(こきゅうきかんせんしょう)
原因となる微生物の検出に努め、適正な抗菌剤使用による治療を行っております。外来で治療可能な軽症から、集中治療を要する重症まで対応しております。肺結核に関しては、結核治療専門施設にご紹介させていただきます。...
黒色細胞腫(悪性黒色腫)(こくしょくさいぼうしゅ、あくせいこくしょくしゅ)
「ホクロの癌」と呼ばれ、転移しやすく悪性度の高い癌です。早期発見がきわめて重要な癌です。日本人では足のうらに発生することが多いですが、早期のものはホクロと区別しにくいので、足のうらに生じた黒色調の発疹には要注意です。その他の部位でも大型のホ...