病名 五十音別 は行
不眠症
成人の4人に1人が何らかの不眠を自覚しています。不眠症の診断は「眠れないことを苦しみ、翌日の社会生活が障害されるもの」で、日中の不自由さが大事な診断や治療のポイントになります。症状には、「夜中途中で目が覚める」(中途覚醒)や「なかなか寝つけ...
肺がん、胸膜中皮腫(はいがん、きょうまくちゅうひしゅ)
肺がんは日本における男性のがん死亡率の第1位、女性においても第2位を占めており、今後も増加傾向にあります。CT、MRI、核医学検査など各種画像検査、気管支鏡検査、CTガイド下肺生検などにより診断を行い、治療方針を決定します。診断、治療に関し...
バセドウ病(ばせどうびょう)
原因は不明ですが甲状腺を刺激する抗体ができて、甲状腺機能が亢進する病気です。甲状腺腫大、頻脈、眼球突出、手指振戦、体重減少を生じます。治療は薬物療法ですが、副作用のため薬物療法ができない時は、放射線療法や手術を行います。食生活ではコンブの過...
乳房外パジェット病(ぱじぇっとびょう)
アポクリン腺癌が表皮のなかで増殖したものと考えられています。主に外陰部、時に肛門周囲、わきの下に生じます。湿疹のようにみえるため、漫然と湿疹として治療されていたり、放置されていたりすることが多いです。腫瘤の出現は癌化の兆候です。...
皮脂欠乏性皮膚炎(ひしけつぼうせいひふえん)
健康な皮膚は角質層に一定量の水分を含みうるおいがあります。皮膚の角質層の水分量は、皮脂(皮脂腺から分泌される脂)、天然保湿因子、角質細胞間脂質(セラミドなど)の3つによって保たれています。加齢とともに皮脂やセラミドが減少する傾向があり、高齢...
足の皮膚潰瘍(ひふかいよう)
潰瘍とは皮膚の一部に傷ができて皮下組織が露出してくる状況のことです。皮膚潰瘍の原因には様々なことがあります。特に足にできる潰瘍の原因としては、皮膚への圧迫が原因として起きる褥瘡(じょくそう)、動脈の血流障害による壊疽性(えそせい)潰瘍・壊疽...
皮膚癌、癌前駆症(ひふがん、がんぜんくしょう)
人口の高齢化や紫外線曝露量の増加などにより、近年皮膚癌は増加してきています。癌においては、早期に診断し、進行する前に適切に治療することが最も重要です。皮膚癌は目に見えるところに発生するので、最も早期発見が可能な癌といえます。ただし、進行癌は...
皮膚そう痒症(ひふそうようしょう)
肉眼的には皮膚に何の変化もないのにかゆみを生じる状態を皮膚そう痒症といいます。皮膚そう痒症には、比較的限局した部位にかゆみが生じる限局性皮膚そう痒症と全身のいたるところにかゆみを生じる汎発性皮膚そう痒症があります。...
(慢性)副鼻腔炎(ふくびくうえん)
今では鼻内内視鏡手術で、前の鼻の穴から手術することが多く、全身麻酔で、入院は約9日位で、費用は両側を一度にすると50~60万の3割負担となります。...
腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)
腹部大動脈瘤はお腹にある大動脈(腹部大動脈:血液が流れる動脈の本幹)が動脈硬化などの要因で膨らんだ状態になっている病気です。腹部大動脈の正常値は2cm程度であり、正常の1.5倍程度の膨らんだ状態を腹部大動脈瘤と呼びます。腹部大動脈瘤はかなり...
不整脈(ふせいみゃく)
心臓の右心房にある洞結節から発生した弱い電流は、房室結節などの刺激伝導系という通路を伝わり、心臓全体に広がり心筋を収縮させますが、その過程で乱れが生じた状態です。心房性あるいは心室性期外収縮、または心房細動などがよくみられます。...
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)(へいそくせいどうみゃくこうかしょう、まっしょうどうみゃくしっかん)
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)は、高脂血症などによって引き起こされた全身の血管の動脈硬化の病気の中で、お腹にある腹部大動脈から足先の動脈までの血管に障害が起きた病気の総称です。"閉塞性"とは"動脈がつまる事"を意味し、閉塞性動脈硬化症とは...
弁膜症(べんまくしょう)
心臓の4つの弁(大動脈弁、僧房弁、肺動脈弁、三尖弁)がきちんとしまらない状態(閉鎖不全症)や固くなり開きにくくなった状態(狭窄症)です。...
母斑・血管腫・良性腫瘍(ぼはん、けっかんしゅ、りょうせいしゅよう)
もっとも多い疾患群です。露出部のものが多く、整容面に十分配慮して手術を行っています。また、できるだけ組織検査をするようにしています。...
ボーエン病(ぼーえんびょう)
腫瘍細胞が表皮のなかに限局している有棘細胞癌です。慢性湿疹、乾癬、脂漏性角化症 (老人性のイボ)の発疹のように見えるため、誤診されやすい腫瘍です。...