クモ膜下出血

大部分が脳の血管(動脈)にできたこぶ(瘤)が破れておこります(脳動脈瘤破裂)。突然の激しい頭痛にて発症し、嘔吐や意識障害(程度は様々)を伴うこともあります。初回の出血にて、1/3から1/2の方が亡くなられるか重度の後遺症を残すといわれている非常に危険な病気です。さらに、初回に程度が軽くても再出血して亡くなられることもあり、再破裂予防のための治療が必要となります。治療には、頭蓋骨を一部はずし(開頭し)、動脈瘤の頚(茎)部にクリップをかける手術(クリッピング手術)や血管の中からカテーテルを動脈瘤まで誘導しプラチナで出来たコイルにて詰める手術(血管内コイル塞栓術→トピックス参照)があります。