皮膚癌、癌前駆症

人口の高齢化や紫外線曝露量の増加などにより、近年皮膚癌は増加してきています。癌においては、早期に診断し、進行する前に適切に治療することが最も重要です。皮膚癌は目に見えるところに発生するので、最も早期発見が可能な癌といえます。ただし、進行癌は一見して癌とわかりますが、癌前駆症や早期癌は湿疹やイボなどの良性の病変に似ることがあるので、皮膚科の専門医でないと診断が難しい場合があります。また、正確な診断には、病変の一部を手術的に採取(生検)して、病理検査で確認をする必要があります。ホクロやイボのようなできものでも、最近急に大きくなった、ただれやすくなったとか、悪性でないかと心配している方は、ぜひ診察を受けることをお勧めします。