ひとくち知識

BMI(2000.3)

Body Mass Indexの略で、「体重/身長(m)二乗」で計算されます。疾病が少ないのは「22」とされています。

体脂肪率(2000.3)

体重に対して脂肪がどれだけあるかを示したもので、%で表されます。

適正 軽度の肥満 肥満 極度の肥満
男性 14〜23% 25〜30% 30〜35% 35%以上
女性 17〜27% 30〜35% 35〜40% 40%以上

脂質異常症(2002.5)

コレステロールは血液中に溶け込んでいる脂肪の一つで、からだをつくる細胞やからだの調子を整えるホルモンや脂汁酸などの材料となる大切な物質です。しかし、なんらかの理由で血液中のコレステロールが異常に多くなると、からだに対して悪影響を及ぼします。このような「コレステロールが異常に多くなった状態」が続く病気を高コレステロール血症といいます。

コレステロールQ&A

コレステロールって?
コレステロールは体内の脂肪成分の一種です。動脈硬化を促進することから、健康に対して悪影響を及ぼす"悪役"のイメージばかりがクローズアップされがちですが、一方で、コレステロールは、人体の細胞やホルモンの材料となったり、食物の消化・吸収に必要な胆汁酸の原料となるなど、生命を維持するために欠かせない重要な物質でもあるのです。
善玉コレステロール、悪玉コレステロールって?
コレステロールは、血液中では蛋白質にくるまれた「リポ蛋白」という粒子になっています。リポ蛋白には、からだの各部にコレステロールを供給するはたらきをもつものと、からだの各部からコレステロールを回収するはたらきをもつものがあり、供給するものが多いほど動脈硬化は進行しやすく、逆に、回収するものが多いほど動脈硬化の進行は抑えられることがわかっています。このため、供給するタイプのリポ蛋白に含まれるコレステロール(LDLコレステロール)、回収するタイプのリポ蛋白に含まれるコレステロールは善玉コレステロール(HDLコレステロール)と呼ばれ、分けて測定することができます。
コレステロール値が多いとなぜよくないのでしょう?
悪玉コレステロール値が高い状態が続くと、からだの中のいろいろな動脈に動脈硬化がおこり、しだいに内側が狭くなって、血栓などでつまりやすくなります。すると、全身の臓器に酸素や栄養分が十分に行きわたらなくなり、細胞に障害がおこって、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気を引きおこすことになります。

コレステロールの正常値

総コレステロール 120〜220 mg/dL
HDLコレステロール(善玉コレステロール) 40〜 mg/dL
LDLコレステロール(悪玉コレステロール) 〜140 mg/dL