外来部門
<1階>
ふれあい地域医療センター・がん何でも相談室・患者アドボカシー室 内科・救急科・脳神経外科・外科 乳腺外科・整形外科 関節再建外科・内視鏡センター・放射線診断科・緩和ケア内科・精神ディケア科・栄養指導室・看護外来
<2階>
眼科・形成外科・泌尿器科・歯科口腔外科・呼吸器外科 血管外科・精神科・健康管理科・産婦人科・皮膚科・耳鼻いんこう科・小児科・麻酔科 ペインクリニック内科・外来治療室
<8階>
心臓リハビリテーション(午前、通所リハビリあり)
- 外来
- 1日約1,000人
- 外来診療
- 受付は8時30分から11時30分まで
午後外来は予約または紹介のみ
当院は長期目標を「地域医療のリーダー病院になる」と定め、「地域完結型医療」を構築してきました。地域からの紹介患者に高度急性期医療を提供し、退院後はかかりつけ医に通院していただいています。超高齢社会と慢性疾患患者の増加、入院期間の短縮により外来での検査数の増加や生活指導など外来が担う役割りは大きくなっています。ストーマ外来をはじめ、腎臓病相談、糖尿病相談、リンパ浮腫相談、乳がん相談、母乳・育児相談、認知症相談、こども相談などの看護外来を開設しています。また、病棟と連携をとることで継続した看護を行っています。
ICU
診療科:全科 ベッド数:6床 看護体制:2対1
ICUに入室される患者さんは、小児から成人と幅広く、対象となる診療科も全科に及びます。主に、呼吸器・循環器・消化器内科の急性期やショック状態、脳外科・消化器外科・泌尿器科・呼吸器血管外科の手術後、交通事故などによる多発外傷、重症熱傷などの疾患に対応しています。場所は当院の2階南側に位置し、ベッド6床のうちの2床は窓側に面しているため季節や時間を感じられます。ワンフロアですが、各ベッド間はパーテーションとカーテンで仕切られ、プライバシーの保護には十分留意されています。モニター類や医療機器が並んでいますが、ベッドサイドの柱に固定されていますので広々としており、緊迫感が和らいでおります。
主治医を中心に、各科の専門医、看護師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士のほか、感染対策・栄養サポート・呼吸サポートチームの連携によって早期回復を目指しています。また、ICU内には常時専任の医師が在籍し緊急時の対応にあたっています。
看護スタッフは、集中ケア認定看護師、当院独自の集中ケア・救急看護のエキスパートナースを配属されています。スタッフにおいても、集中治療の医療・看護の質向上のために自己研鑚し、臨床実践能力の向上に日々努力しています。不安や苦痛を少しでも和らげ安心して過ごしていただけるよう、その人らしさを大切に、いのちと向き合い、患者・家族の満足へ繋げています。

高度管理治療科(HCU)
診療科:全科 ベッド数:12床 看護体制:4対1
HCUは12床あり一般病棟と集中治療科(ICU)との中間に位置します。一般病棟よりも重症度や看護必要度が高く、急性期・周術期にある患者が入室されます。HCUに入室された患者の主治医は各診療科の医師ですが、HCU部長の総括により専門医・看護師・臨床工学技士・薬剤師・理学療法士などの専門職の協働により早期の回復を目指しています。在室日数は 2~3日と短期ですが、各科の急性期対応が出来るよう日頃より自己研鑽し、看護部のバリュー「A・T・O・M」のもと、質の高い看護を心がけています。高度管理治療という緊迫したイメージですが、常に笑顔で声掛けし、患者の尊厳・権利を守ると共に、ご家族への配慮も行っています。


西病棟3階
診療科:産婦人科
ベッド数:35 床
産科は正常妊娠・分娩、切迫早産、切迫流産、子宮頸管無力症、合併症妊娠(ハイリスク妊婦)、婦人科は子宮筋腫・子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、卵巣嚢腫などの疾病患者が入院されます。助産師と看護師が協力し、女性のライフステージに合わせてケアを行っています。
産科は産婦人科外来と連携しプレママルーム(保健指導室)での相談やパパ・マママタニティクラス・無痛分娩クラスの開催、退院後の2週間健診・1か月健診・産後母子外来に至るまで、パパ・ママ・赤ちゃんとそのご家族が笑顔で過ごせるよう、切れ目のない支援を行なっています。また、富山市まちなか総合ケアセンターとも連携し、地域へも繋いでいます。2009年より行っている当院の無痛分娩は、麻酔科医・産婦人科医・助産師・看護師が協働し、安全・安心を優先して行なっています。2021年は全分娩件数の約5割が無痛分娩と増加しています。麻酔科医と連携し定期的に急変時のシミュレーションを行うなど、より安全に安心して無痛分娩が行えるようスタッフ全員で緊急対応に備えています。婦人科は手術や化学療法を受ける患者が入院されます。患者の全体像を把握し、患者の状況・状態・ニーズに合わせた看護を統一・継続して提供し、安心して入院生活が送られるように支援を行っています。婦人科患者の中には緩和ケアの必要なケースもあり、緩和ケアチームの協力を得ながら看護を実践しています。

西病棟4階
診療科:脳神経外科・脳神経内科
ベッド数:43床
脳神経外科は、脳血管障害(脳卒中)、脳腫瘍、頭部外傷、脊椎・脊髄疾患、もやもや病などの小児疾患にも対応しています。直逹手術はもちろん、低侵襲治療の血管内治療に関しても最先端の治療を行なっています。
脳神経内科は、神経救急疾患(脳卒中・てんかん・髄膜脳炎など)、神経変性症(筋萎縮側索硬化症・パーキンソン病・認知症など)、免疫性神経疾患(多発性硬化症・重症筋無力症・多発筋炎など)に対応しています。
神経学的な主な症状は、意識障害・意識消失発作・痙攣・記憶障害・眼瞼下垂・嚥下障害・構音障害・麻痺・筋力低下・不随意運動・歩行障害・頭痛・めまい・しびれなどで、生命を優先する治療と並行して早期リハビリテーションを多職種で関わっています。また、突発的な発症の場合が多いため、患者本人はもちろんですが、家族への障害受容についても並行してサポートしています。
当病棟は疾患の特性上在院日数が長くなる傾向がありますが、朝のミーティングは多職種で行い、患者様・ご家族の想いに沿った治療・看護について検討しています。また、医師、看護師、MSW、PT、OTとの週1回のカンファレンスで、間近で感じとった患者様の一日一日の変化を共有し、患者様の疾患をより深く理解しながら、細やかなケアを提供し、早期の退院を目指しています。

西病棟5階
診療科:消化器内科
ベッド数:47床
西病棟5階は消化器内科の病棟です。身体への負担が少ない内視鏡的治療や検査、抗がん剤治療、放射線治療などを行う患者さんが入院されています。安全で安心した入院生活が送れるよう多職種で連携し、チーム医療に力を入れています。また「その人らしさ」を尊重した看護が提供できるよう患者さんやご家族の声に耳を傾け、要望に沿った医療・看護の提供に日々努めています。

西病棟6階
診療科:整形外科・関節再建外科
ベッド数:42床
西病棟6階は、整形外科・関節再建外科の病棟で、関節疾患・外傷の治療を目的とした患者さんが多く入院されています。特に大腿骨近位部骨折の患者さんにおいては、多職種が連携した集学的な治療を行っています。チーム医療の目的としては、安全で円滑な早期手術、多職種と連携した周術期合併症の軽減、転倒予防と骨粗鬆症治療を中心とした二次骨折予防に取り組んでいます。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、社会福祉士からの説明と指導を十分に行い、入院中と退院後の生活が安心して送れるよう援助を行っています。
日々の診療が円滑となり、また患者さんに満足していただける医療の提供や接遇の面でもスタッフ一丸となり努力していきたいと思っています。これからもそれぞれの患者さんの立場になって考え、細部にまで行き届く医療を目指したいと思います。
西病棟7階
診療科:血液内科・呼吸器内科・呼吸器血管外科
ベッド数:46 床
西病棟7階は、血液内科・呼吸器内科・呼吸器 血管外科があります。
血液内科では急性白血病や悪性リンパ腫、再生不良性貧血、呼吸器ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や気管支喘息、膿胸や肺がん、気管支内視鏡検査を受ける患者さんが入院されます。また、準無菌室も完備し自家末梢血幹細胞移植も行っています。
呼吸器外科では肺がん・縦隔腫瘍・気管及び胸壁疾患の手術を受ける患者さん、血管外科では腹部大動脈瘤や閉塞性動脈瘤に対すステントグラフト内挿術や下肢静脈瘤に対する血管内焼却術を受ける患者さんが入院されます。侵襲の低い内視鏡手術が主流ですが高齢の患者さんも多く、術後の充分な観察・ケアに努めています。
当病棟は がん化学療法を受けられる患者さんが多く、がん化学療法看護認定看護師を中心に最新の治療法を勉強し安全な医療・看護の提供を行っています。医師・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・退院調整看護師などチームで連携し患者さんを支援しています。

東病棟5階
診療科:消化器外科・泌尿器科・形成外科
ベッド数:48床
東病棟5階は消化器外科・泌尿器科・形成外科の混合外科病棟です。手術患者さんが多いため、手術に伴う不安や緊張が和らぐよう心掛けています。また、乳がん看護認定看護師や皮膚排泄ケア認定看護師が中心となりより細やかなケアを提供し、各科外来とも連携しながら継続的に関わることで退院後も患者様が安心できるよう努めています。専門性を高めようと若いスタッフも意欲的に頑張っている病棟です。



東病棟6階
診療科:腎臓内科・皮膚科・耳鼻いんこう科・眼科・歯科口腔外科
ベッド数:47床
東病棟6階は腎臓内科・皮膚科・耳鼻いんこう科・眼科・歯科口腔外科の混合病棟となっています。急性期から慢性期、年齢層も幅広く、多様な患者さんに対して、安心安全をモットーに、多職種で関わりその人らしさを大切にしています。

東病棟7階
診療科:小児科・内科
ベッド数:26床
東病棟7階は、小児科・内科の混合病棟で、令和4年1月より部署を移動し稼働しています。対象年齢は0歳から全ての年代に対応しています。各年代の発達課題を考えながら、その年代に合わせたケアをしています。時には地域や行政への働きかけるなど、病院内だけではなく病院外との連携も大切にしています。私たちは、医療を通して患者・ご家族が安心安全に地域で過ごせるようチームで取り組み、切れ目ない継続したケアを提供しています。
東病棟8階
診療科:循環器内科
ベッド数:48床
東病棟8階は循環器内科の病棟です。心臓カテーテル治療・検査を受けられる患者さんや循環器特有の手術を受けられる患者さんが入院しています。心臓リハビリテーションや心不全患者さんの生活指導に力を入れており、医師・看護師・理学療法士・栄養士など多職種で連携し患者さんを支援しています。また、富山まちなか病院と連携をとり、切れ目のない医療とリハビリを提供しています。

南病棟4階
診療科:精神科
ベッド数:50床
南病棟4階は、主に精神科急性期治療・精神科身体合併症を治療する病棟です。認知症、統合失調症、気分障害などの患者さんを受け入れています。
毎朝、多職種を交えたカンファレンスを実施し、治療方針をスタッフ全員で共有し、40日以内の早期退院や社会復帰を目標に計画的な援助を行い、入院時よりワンチームで治療に取り組んでいます。薬物治療を主として実施し、治療抵抗性の場合はクロザピンによる治療を行ったり修正型電気けいれん療法(m-ECT)を安全に行なったりしいます。また、心理教育や疾病教育を積極的に行い、病識の獲得や退院後の日常生活の指導も実施しています。
退院後必要に応じ、デイケアや包括的地域生活支援(ACT)の導入を行い住み慣れた地域で可能な限り生活できるよう支援しています。
病棟ではグループを作り1年を通して、疾患や最新の治療方法、精神保健福祉法の学習会を実施し、患者さんへ還元できるように努めています。


中央手術滅菌部
診療科:外科系 循環器内科
手術室数10室 体制:平日オンコール 輪番2名待機
当手術室は全8室(バイオクリーン1室含む)あり、平日の予定手術及び、24時間体制で緊急手術に対応しています。年間手術件数は約4000件(うち緊急手術は900件近く)であり、近年、主流となってきている低侵襲の鏡視下手術(腹腔鏡下胃切除術・腹腔鏡下結腸切除術・胸腔鏡下肺切除術など)や、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト手術にも対応しています。
手術室看護師は、手術を受ける患者さんの緊張が少しでも和らぐよう、術前・術後訪問活動を行っています。年々高度化、多様化する手術にも対応できるよう自己研鑽を看護エキスパートナースが中心となり行なっています。毎日、麻酔科医とチームカンファレンスを行い、安心・安全な手術を提供できるよう、周術期チーム医療の強化に努めています。

先輩ナースの声
Wさん 卒6年 東病棟3階(小児科・内分泌内科)
子どもが好きで、いずれは小児救急認定看護師になりたいと思い看護師を目指しました。
2回の出産を経験し育児支援を受けながら働き続けています。
当院は育児支援制度が充実していて、職場の仲間の理解も得られ、子育てママナースに優しい環境です。

Uさん 卒4年 東病棟7階(呼吸器血管外科・泌尿器・腎臓内科)
母が看護師ということもあり、病院や医療が身近なものと感じており、自分も看護師の道を選びました。
女性の多い職場ですが、違和感なく働けています。
今は、外科系の混合病棟で勤務していますが、今後はいろいろな分野に挑戦していきたいです。
