専門看護師・認定看護師・エキスパートナース紹介

当院では、各看護分野に認定看護師・院内エキスパートナースを配置し、看護スタッフがベッドサイドで質の高い看護サービスが提供できるように支援しています。

また、新しく専門看護師と特定行為研修終了看護師が誕生しました。

専門看護師からのメッセージをご紹介します。

がん看護専門看護師   中井 尚美

がんは2人に1人が罹患する疾患と言われています。がんと診断されてから治療中、再発、人生の最終段階におけるまで一貫した水準の高い看護ケアを提供することが、がん看護専門看護師の役割です。

外来から入院までがん患者さんの個々に寄り添った看護ケアを提供し、退院後も継続した支援を行っています。その他、倫理的な問題や調整することを見出し多職種の橋渡し役を行ったり、セカンドオピニオンの精神的ケアを提供しています。

様々な場面で意思決定を強いられるがん患者さんとご家族に継続的に関わることは、その人の日常生活や人生そのものを支え、地域へ帰るための手助けになると考えます。これからも市民病院のがん医療の質を高め、患者さんとご家族が安心してがん治療を受け地域へ戻れるよう、縁の下の力持ちとなりたいと思っています。

「がんになっても自分らしく生きる」をモットーに、がん患者さんとご家族を一緒に支えてみませんか。

特定行為研修終了看護師からのメッセージをご紹介します。

感染に係る薬剤投与関連     平野 規久

「感染に係る薬剤投与関連」という分野の特定行為研修を修了しました。主な特定行為の内容は感染症がある患者さんに抗菌薬を臨時で投与するという内容になります。

近年、新型コロナで感染症は何かと注目されることが多いですが。

新型コロナ以外でも医療機関では様々な感染症に罹患した患者さんが受診します。感染症の早期の診断や治療・ケアに研修の中で学んだ臨床推論、フィジカルアセスメントなどを活用することができます。

患者さんの一番近くに存在する看護師として、学びを生かして患者さんの状態の把握を適切に行い、ニーズを正しく判断し、必要な治療・ケアを早期に実施できるようにチーム医療の一員とて、活動していきたいと考えています。

血糖コントロールに係る薬剤投与関連   金盛 佐紀子

今や国民の4人に1人は糖尿病と言われています。また食生活の欧米化など生活習慣の変化や高齢化を背景に2型糖尿病患者は増加の一途をたどっています。

糖尿病は慢性疾患であるため、糖尿病患者を生活者(糖尿病を持ちながら生活する人)としてとらえ、合併症の発症や進行を阻止し、その人らしく健やかな生活を継続できるように、生涯続くセルフケアや療養生活を支援しています。

 特定看護師とは、2015年に厚生労働省によって施行された「特定行為に関する看護師の研修制度」に基づき誕生した名称です。 特定看護師という資格ではなく、「研修を修了すると特定行為を行えるようになる」というものであり、特定看護師になると、以前は医師の指示がないと行えなかった難易度の高い診療補助行為(特定行為)を、医師が作成する手順書により、看護師の判断で実施できるようになります。

その特定行為の中で、血糖コントロールに係る薬剤投与関連 ・インスリンの投与量の調整の特定行為の活動は、複雑な問題を抱える糖尿病患者さんの病態や生活を的確にアセスメントし、血糖コントロールのための薬剤(インスリン量)を提案します。その結果、入院治療を回避し、安定した住み慣れた在宅での療養生活へと導くことを目的としています。

認定看護師からのメッセージをご紹介します。

緩和ケア   島 佳子・金丸 修子

緩和ケア認定看護師は、がんと診断された患者さまとご家族の支援にかかわっています。
院内では、緩和ケアチーム・緩和ケア病棟・緩和ケア外来を中心に活動を行っています。院外では、訪問看護師さんへの在宅緩和ケアアドバイザーや出前講座など地域の緩和ケア推進活動を行っています。
緩和ケアは、病気に伴う症状を緩和し、患者さまやご家族の生活の質・生命の質の向上を目指します。緩和ケアの知識・技術を習得することで看護の力をスキルアップできると思います。看護が好きなあなた、緩和ケア認定看護師を目指してみませんか。あなたの目指す看護がありますので、ぜひあなたの目で確かめてみませんか!!

緩和ケア認定看護師写真

小児救急看護   竹内 宏至

子どもの権利を守り 「子どもの最善の利益」を考慮した医療・看護を提供し、子どもとご家族の健やかな成長発達を支援することが、小児救急看護認定看護師の役割です。
ご家族は子どもの様子が普段と違っているだけで戸惑うものです。子どもの発育は、一人ひとりに違いがあります。病気になった時に落ち着いてお子さまを見守る対応や突然起こる事故予防の対策など、ご家族と一緒に考えて、子育ての不安や心配を解決するお手伝いをしています。また、スタッフへの学習会を行い、小児看護の質の向上を目指しています。
私は、子どもとご家族に寄り添い、安心して楽しく子育てができることをサポートしていきたいと考えています。子どもが好き、子育て支援に興味がある方は、気軽に声をかけてください。一緒に、次世代を担う未来ある子どもとその家族をサポートしていきましょう。

小児救急.png

皮膚・排泄ケア   関口 聡子・青木 かずみ

皮膚・排泄ケア認定看護師とは、Wound創傷、Ostomyストーマ、Continence失禁の3領域の看護を行います。ストーマケアはストーマ保有者が持つ問題を解決していくため、局所ケアはもちろんストーマ受容までの援助や日常生活指導等を行います。また創傷ケアは、創傷治癒の環境を整えて治癒を促進するようにケアをします。失禁ケアは、排泄管理の指導や失禁に伴う皮膚障害のケアにも関わります。
創傷、ストーマ、失禁の3領域の看護はスキンケアでつながっています。皮膚障害の起こしやすい脆弱な皮膚ならびに健康を害した皮膚の健康を取り戻すことができるように、また人間の基本的ニーズである排泄が障害された人に、尊厳を保ち生きる意欲や人間らしさを取り戻すことができるような援助ができるように努めています。
看護は奥深いものです。私たち看護師の1つ1つのケアによって患者さまに大きな影響を与えます。最良なスキンケアで、患者さまに喜びを伝えていきましょう。

関口聡子さんの写真

感染管理   平野 規久・一ノ山拓也

ようこそホームページへ。
私は、感染管理認定看護師として、感染対策看護エキスパートナースやICT(感染対策チーム)とともに、感染から、患者さまを守る!自分を守る!仲間を守る!をモットーとして日々、活動を行っています。具体的には、患者さまや職員を感染から守るためのシステムやマニュアル作成や、研修会を開くなど教育を行っています。また、サーベイランスを行い、感染状況を把握し、感染率を低下させるための対策を考え行います。その他にも、患者さまにとって安全な療養環境を確保し職員が安心して働けるように病院内の環境を整えたり、問題発生時には相談役となって問題を解決するお手伝いしたりなど様々な活動を行っています。
感染を減らすためにはマンパワーが必要です。そして、感染管理は決して一人では行えません。感染管理に興味のある方、大歓迎です。私たちと感染のない病院を目指しませんか。一緒に働きましょう。

感染管理写真

透析看護   松木 理浩

透析看護認定看護師として、透析患者様とそのご家族を対象に日々安全で安心できる血液透析が行えるよう看護を行っています。透析療法は自己管理が必要で食事や運動制限が多い中、透析療法を受けながら患者様ご自身が「らしく」日常生活を過ごすことが出来るように心がけています。また、活動の場を透析室に留まらず、外来や病棟で透析患者様はもちろん保存期腎不全患者様が抱えている問題にも積極的に関わり力になることができればよいと思っています。
また、腎不全エキスパートナースとの連携、相談を持ちながら腎不全看護・透析看護の必要性を語理解いただけるような活動を実践していきたいと考えています。また、同じ透析分野でご活躍の方、透析に興味をお持ちの方で、今後働いてみたい、透析看護を実践したがどうしようと思っていたら、一度、ご相談下さい。一緒に透析看護の問題について解決方法を考えていきませんか?患者様が満足できるような透析看護を提供していきませんか?お待ちしております。

松木理浩さんの写真

乳がん看護   石倉 誠子

乳がんは年々増加し、罹患率は女性のがんの第一位となっています。45歳前後が好発年齢で働き盛りの壮年期に多く、結婚・出産、育児・養育、家族関係、仕事などの面から社会に大きな影響を与える疾患とも言われています。乳がん患者さんは、乳がんを告知されてから術式はどうするのか、リンパ節はどうするのか、化学療法が必要な場合は術前にするのか術後にするのかなど治療の選択肢が多く複雑です。私は、患者さんが自分の選択に迷いながらも後悔せずに生活していけるように、寄り添い支えていきたいと考えています。
また他の県内各病院の医師、看護師とともにTOYAMA.BCNサポートチームを結成し乳がん予防の啓発運動に取り組んでいます。乳がんで悲しむ方々が一人でも少なくなるように、日々取り組んでいきたいと思っています。乳がん看護に興味のある方、気軽に声をかけてください。一緒に女性の笑顔を守りましょう。

がん化学療法看護   浜田 真由美

がん化学療法看護認定看護師の役割は、化学療法を行う患者さんが安全に、そして少しでも苦痛を少なく治療を受けられるよう支援することです。治療によっておこる副作用症状のケアや対処方法、治療を行いながらの生活の中で困ったことについての相談やアドバイスなどを行っています。患者さんの言葉に耳を傾け、がんとうまく付き合いながらその人らしい生活を送れるように支援する事を念頭に日々努力しています。
また、患者・家族に対する直接的な関わりだけでなく、がん化学療法看護に携わるスタッフの相談を受けたり、看護師自身が化学療法薬を安全に取り扱えるよう専門的な知識や技術を提供することで、スタッフのスキルアップを図ることも大切な役割です。
私は外来治療法室で勤務していますが、治療室は今年度4月に移転し、病床も14床に増床しました。明るく広々とした環境で、明るく笑顔の絶えないスタッフとともに、患者さんに寄り添いながら、なんでも相談できるアットホームな治療室を目指し協力しながら、日々ケアにあたっています。化学療法というと、なんだか難しいイメージがあるかと思いますが、患者さんの病気や治療に対する思いに寄り添いながら、その人らしい生活を送ることができるよう支援していくなかで、自分自身も学び得ることがたくさんあります。がん化学療法に興味をお持ちの方もそうでない方も、ぜひ一度治療室をのぞいてみてください。きっと、看護っていいなあと感じてもらえると思います。

浜田真由美さんの写真

糖尿病看護   金盛 佐紀子

糖尿病は慢性疾患であるため、糖尿病看護認定看護師の役割は、糖尿病患者の病態生理や臨床薬理を習得し、生涯に渡り患者様が経験するその時々の身体的状態やそれに伴う心理状態、変化する発達段階・発達課題に応じてアセスメントを行い、患者様やご家族に応じた問題解決のための援助を行うことです。
糖尿病看護は脳梗塞、心筋梗塞、網膜症、腎症、神経障害、足壊疽、感染症などのさまざまな合併症、周術期、インスリン導入、妊娠、認知症、ステロイド、抗がん剤使用など治療の変化に対応することができなければならないため、個々の患者様に合わせたケアを必要とされます。よって、他職種と協働し、チーム医療として患者様を支援していくことが重要です。
また、糖尿病エキスパートナースとの連携、日本糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフと協力し、相談を行いながら、糖尿病看護の質の向上を目指しています。
奥深い糖尿病看護を一緒に楽しく行い、糖尿病看護認定看護師を目指してみませんか。ぜひお待ちしています。

 金盛佐紀子さん写真

認知症看護   高柳 佳忠・川倉 康之

認知症看護認定看護師は、認知症という疾患を抱えてもその人らしく生活できるように認知症ケアチーム・認知症プロジェクトチーム・リエゾン看護エキスパートナースと連携をとりながら活動を行っています。
 認知症高齢者の方は、自分自身の状況を伝える事が苦手で入院という環境の変化や身体疾患による体調不良などから混乱をきたすことがあります。一般病棟に入院されて、身体拘束や薬物療法など、認知症の人の尊厳を無視した行為が行われています。そこで、認知症看護では、専門的な知識や技術を駆使し、認知症高齢者の方がせん妄や合併症を起こす前に関わり、予防や早期治療を行って安全な入院生活が送れるように手助けします。また、認知症の早期発見・早期診断・早期治療を目標に他職種と連携し、地域の住民の方が安心して暮らせる「その人らしく安心して暮らせる地域」を目指しています。認知症看護は、これからの病院や地域で大きく活動でき、充実感のある看護が出来る分野です。人生の先輩である方々を暖かく見守る認知症看護を一緒に広げていきましょう。

集中ケア看護   島 佳子

集中治療室には救急搬送された重篤な方、院内で急激に状態が悪くなられた方、侵襲の大きな手術を受けられた方が入室されます。このような患者さまは、生命の危機的状況や、呼吸・循環が不安定な状態にあり、24時間集中的に治療・看護を行っています。
集中ケア認定看護師として、重症度が高い患者さまの病態変化の予測、重症化の回避、合併症予防、早期回復への支援を、倫理的配慮を行いながら実践・指導をしています。重篤な状態となり集中治療室に入ったけれども、1日も早く回復し住み慣れた元の所へ帰れるよう日々ケアを行っています。また、チーム医療として院内急変システムRRT(Rapid Response Team)、呼吸サポートチームRST(Respiratory Support Team) の一員として活動しています。
集中治療室で働いていると、命を預かっているという緊張感を感じます。しかし、やりがいのある仕事で、大変なことを乗り越えた時の喜びは大きいです。集中治療室で習得したことは必ず役に立ちます。一緒にはたらきキャリアアップしませんか?

エキスパート写真(呼吸器看護)

摂食嚥下障害看護   田中 順子・山本 美絵(まちなか病院)

美味しいものや好きなものを「食べること」は楽しみの一つです。口から食べることを一人でも多くの人に、より長く続けてもらえるように支援することが摂食嚥下障害看護認定看護師の役割です。超高齢化社会にはいり原因疾患による摂食嚥下障害のある方に加えて,加齢による筋力の低下に伴い咀嚼能力や嚥下機能が低下している高齢者の方は入院患者さんだけでなく地域にも増加していきます。咀嚼能力や嚥下機能が低下すると誤嚥のリスクも高くなり,誤嚥性肺炎を予防するための適切な口腔ケアは重要だといわれています。現在はNSTに属しながら,摂食嚥下・口腔ケアサポートチームの一員としても多職種協働で活動を展開しています。これからも口腔ケアや姿勢の工夫,食形態の工夫など食べるための環境を整える支援を行っていきたいと考えています.
「嚥下障害があってもそのひとらしく生きる」ための摂食嚥下障害看護をぜひ一緒に考え支援していきませんか。

院内エキスパートナースからのメッセージをご紹介します。

糖尿病看護   奥田 陽子・鳥取 直美

糖尿病患者様は、年々増加しています。糖尿病は血糖が慢性的に高くなる状態で、すい臓から出る「インスリン」というホルモンの作用不足で起こります。私達は、糖尿病治療のために患者様が日常生活を送りながら実行している食事・運動・薬物療法などの自己管理を継続できるよう援助し、症状の悪化や合併症を予防できるよう支援を行っています。入院される患者様に対して、糖尿病治療に必要な知識や技術を習得し、退院後も糖尿病治療が継続できるよう説明しています。また、糖尿病専門外来へ通院される患者様に対しても、医師や管理栄養士と連携をとり、お答えしています。私達は、一人一人の患者様の思いを大切にして療養指導を行っています。
地域との連携については、糖尿病研究会を毎月開いて院内外の方々と意見交換や学習会も行っています。
私たちと一緒に楽しく糖尿病看護を学習してみませんか?

ターミナルケア   島 佳子・中井 尚美・野上香枝

ターミナルケアエキスパートナースは、終末期看護のエキスパートナースです。
外来・病棟などに配属され、現在11名が活動を行っています。病棟・外来スタッフと協働して、ターミナル期の患者さまとご家族へよりよい療養環境を提供するために、支援を行っています。また、当院は地域がん診療連携病院としての役割を担っており、地域の終末期看護スキルアップのため、緩和医療委員会の学習会講師や地域出前講座も務めています。
「精一杯生きる日がもう一日与えられているとはなんと幸いなことだろ」終末期看護を極めたいあなたをお待ちしています。

腎不全看護   松木 理浩・西村 祐佳・浅岡 那奈

私は多くの問題を持つ、あらゆる病期段階の患者さまと接してきました。そんな患者さまの力になりたいと思い、平成14年度からこの活動を始めています。
活動内容には、腎臓病相談窓口、腎臓病教室、クリニカルパスの作成などがあります。相談窓口での個別指導では、行った後に指導内容の評価を医師と行い、より適切な指導ができるよう努めています。腎臓病教室、クリニカルパスの作成では、医師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師との連携を図り、チームが同じ思いで患者さまと向き合う姿勢が整っています。
また、学習会の企画、若手看護師とのマニュアル作成を行い、スタッフが学びやすい環境への整備や、使用し易い指導パンプレットの充足を行っているため、新人を支える体制は整っていますよ。各学会の認定師へのキャリアアップの道も開けていますよ。
富山市民病院のホームページをご覧のあなた、やりがいのある仕事を通し、達成感が持てる職場で、私達と一緒に働いてみませんか?お待ちしています。

腎不全看護写真

皮膚・排泄ケア  矢野 瞳・青木 かずみ・細井 真都佳・永井 咲

皮膚・排泄ケアエキスパートナースは現在6名で活動を行っており、そのうち3名が消化器外科病棟に勤務しています。
ストーマを造設した患者様の多くは、ストーマと共に生きることに戸惑い悩んでいます。私たちはストーマを造設する患者様の悩みが少しでも軽減し、早期に社会復帰できるよう入院から退院後まで幅広く関わり、支援していきたいと思っています。その活動内容は、手術前のオリエンテーションやストーマサイトマーキング、手術後のストーマケアの実施・指導を主に行っています。皆さんに支えていただきながら日々活動を行っていますので、ストーマケアに興味のある方はぜひ声をかけてください。

がん化学療法看護   浜田 真由美・吉本 有里

がん治療の1つであるがん化学療法の歴史は60年といわれ、ここ十数年の間に治療方法や技術はめまぐるしく進歩しています。
がん化学療法看護エキスパートナースは、医療の進歩に対応すべく、自己研鑽を重ねると同時に勉強会を通して、スタッフへの教育や指導を行っています。
がん化学療法は、医師や薬剤師、栄養士など多職種が協力して患者様に医療を提供していますが、患者さまにもっとも身近にいる私たち看護師の果たす役割は大きいといえます。
今後は、副作用に苦しむ患者さまや外来通院し自宅での治療を行っている患者さまの生活の質の向上をめざし、患者・家族の指導、支援を行っていきたいと考えています。治療に専念できるように患者様に指導を行うことで一緒に頑張っていくことができます。 がん化学療法看護に興味のある方、大歓迎します。私たちと一緒に働いてみませんか?

整形外科看護   犬嶋 博美・喜多本 裕也

整形外科エキスパートナースは3名で活動しています。
手術後痛くて、なかなか自由に動けない患者さまと一緒にリハビリをがんばり、失った運動機能を最大限に生かすために工夫した道具や補助具を利用し「その人がその人らしく」がんばっていけるよう、新しい生活様式を患者さまとご家族と共に考えています。 また、人工関節手術を受ける患者さまには、入院前より教室を開き、不安なく入院・手術が受けられるようにサポートしています。入院前は痛みや活動制限のために日常生活を十分に過ごすことができなかった患者さま。手術そしてリハビリを行い、泣き顔だった患者さま。そのお顔が、いつのまにか素敵な笑顔になり元気に歩いて退院される姿をみると、私たちの方が逆に励まされることが多くあります。「その人がその人らしい生活を送れるために援助できること」を誇りに思い、今後も活動していきたいと思っています。
一緒に整形外科エキスパートナースを目指して、活動してみませんか。

感染対策看護   平野 規久

感染対策看護エキスパートナースは、確実な感染対策を実施して質の高い医療を提供できるよう院内感染対策チームと協同して活動しています。メンバーが感染対策を志したきっかけはさまざまですが、何より病院感染で苦しむ患者を1人でも減らしたいという熱い思いがありました。
皆さんは、感染対策の目的は知っていても、どう実践していけばよいかわからないと思います。そこで新採用者の研修時には「感染対策の基本である手指衛生の方法や防護具の正しい着脱方法のデモンストレーション」を含めた講義を行い、正しい知識と技術を身につけてもらいます。各部署では感染対策の担当者が、皆さんのよき実践モデル・相談相手になってくれますので、一緒に感染対策に取り組んでいきましょう。
メンバーの2人が「日本看護協会感染管理認定看護師」を取得しています。将来、皆さんのなかにも感染対策の専門家を目指してくれる人がいるとうれしいですね。

ブレストケア   石倉 誠子

皆様は、ブレストケアナース(BCN)という言葉をお聞きになったことがありますか?
乳がん患者さまに専門的なケアをしているナースの総称です。乳がんは、人生で一番大事な時期(45歳~50歳)に罹患しやすく、残された家族や子どもたちも大変悲しみます。がんの告知から、手術、化学療法、放射線療法、ホルモン療法を受け、社会復帰、再発転移の不安などが長きに渡って続きます。これらの不安な心理状態を把握して、患者さまとその家族を支援することが、ブレストケアナースの一つの役割です。他に、看護スタッフへの指導や相談、さらに乳がん術後の患者会「ひまわりの会」のサポート、地域に向けてのブレストケア勉強会の開催、ピンクリボン運動(乳がんの早期発見、早期診断・治療の啓発活動)に参加しています。
乳がん患者さんや家族のQOLの向上につながる、ケアを一緒にしてみませんか?
明るい笑顔を守りましょう。

救急看護    山端 泰代・豊田 麻衣・樋口 正樹・山路 修平・山田 智樹

救急看護の対象は、突然の疾病・外傷・心肺停止などの状態変化を有するあらゆるライフステージの患者さまやご家族です。救急看護の範囲は、救急初療・ICUをはじめ院内全体さらに在宅にまで広がり、色々な疾病の段階・年齢・場所を問わずかかわることが特徴です。私達、救急看護エキスパートナースは、心肺蘇生法や外傷の認定コースに参加し自己研鑽に努めています。
現在、院内全職員がそれぞれの立場で急変時の対応ができるように、全職員対象のAED講習・新人看護師を対象とした救急蘇生研修・院内緊急コール訓練行っています。また、ICLS・JPTEC受講希望者へ受講前指導を行い、院内救急蘇生教育の幹となる指導者の育成にあたっています。
救急看護では、災害発生直後やプレホスピタルでの看護活動も大切であることから、災害看護を継続して行い、災害支援ナースとしての活動も行いました。
救急看護に興味のある方、私達と活動してみませんか。お待ちしています。

エキスパート写真(救急看護)

集中ケア   島 佳子・岡崎 博樹・宮本駿

集中ケアとは、生命の危機的状況にある患者さまの病態を予測し重症化を回避すること、そして患者さまを社会的な視点からアセスメントし回復を支援するという役割を担っています。
集中治療科には、集中ケアエキスパートナースが2名勤務しています。また、外科系病棟でも2名のエキスパートナースが活動しています。エキスパートナースは、看護ケアの質の向上とケアの標準化を目指し活動しています。活動内容は、臨床現場において口腔ケア方法や吸引方法の指導、マニュアルの作成、新任者教育などを行っています。また、学会やセミナーに参加し、新しい情報や専門的知識を得て、スタッフ全員が質の高いそして根拠に基づいたケアを提供することが出来るように支援しています。手術後や重篤な状態に陥った患者さまとそのご家族に、安全で質の高い治療と看護を提供するために、スタッフや医師、コメディカルと話し合いながら楽しく活動しています。
一緒に看護の喜びを見つけながら、誇りを持てる看護を目指しましょう!

小児看護   竹内 宏至

小児看護エキスパートナースは、現在1名で、主に小児科病棟で活動しています。
小児看護の対象は、こどもと家族です。私たちは、様々な成長発達段階にあるこどもと、様々な悩みや不安を持つ家族を支援するため、病棟・外来のスタッフ、小児救急認定看護師と協力して日々の看護を実践しています。
今後の活動として、スタッフへの学習会を行い、小児看護の質の向上を目指していきます。また、出前講座などの教育活動を通し、家族のホームケア能力を高められるよう支援していきます。
小児看護に興味のある方は気軽に声をかけてください。こどもと家族にとって最善のケアを提供するため、私たちとともに支援していきましょう。

栄養サポート看護  草野 玲奈

栄養サポート看護エキスパートは、看護の面から見た栄養療法のエキスパートです。今年新設したばかりですが、栄養サポート委員会と共に活動を行っています。栄養サポート委員会は医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、検査技師など、さまざまな職種が関わり、栄養状態の改善を目的に取り組んでいます。学習会の開催や地域・施設への出前講座も考えているところです。栄養ケアに興味のある方、一緒に活動しましょう!!

循環器看護   加藤美加代・池田竜紀

循環器看護エキスパートナースは現在3名で活動をしております。主に心筋梗塞や心不全の患者さまを対象に、安全なケアはもちろんのこと、退院してから充実した生活が送れるよう相談や指導を行っています。近年『心臓リハビリテーション』が盛んとなり当院にも心臓リハビリテーション室が開設され4年目となりました。心臓リハビリテーション専任看護師としても、多職種と協働し入院生活が有意義なものになるよう活動しています。
循環器看護や心臓リハビリテーションに興味のある方、共に活動を行ってみませんか?お待ちしております。

脳卒中リハビリテーション看護   山崎 浩子・山口千寿

脳卒中にかかられた患者さんの多くに後遺症として障害が生じ、その1つに嚥下障害があります。誤嚥性肺炎を予防しながら、安全に経口摂取を進めるための指導や、週に1度、口腔外科と共同し口腔ケアラウンドを行っています。安全に栄養を確保し、リハビリテーションが継続できるよう支援しています。
また、療養時の長期臥床などがきっかけとなって要介護状態となってしまいます。脳卒中は介護が必要となる原因疾患の第1位と言われ、長期に療養していくプロセスで自宅には退院できず、転院となることも少なくはありません。急性期から今後の生活を視野に入れて関わっています。
脳卒中予防にむけても活動を広げていきたいと考えています。
脳卒中リハビリテーション看護に興味のある方、大歓迎です。一緒に活動してみませんか?

新生児看護   橋場 香・高安 律子・佐渡加奈子

あたたかな胎内から生まれでた赤ちゃんは、その状態は日々ならず、文字どおり刻々としかも複雑に変化します。その変化に新生児医療が正確に対応するためにはその変化をもたらす生理的なしくみを理解し、新生児が胎外生活に適応するための適切なアセスメントを行うことが必要です。NICUでの勤務経験を活かし、新生児がより健やかに成長・発達できるよう活動していきたいと思います。
今年度、西病棟3階では、お産に関わるスタッフ全員が、新生児蘇生法(Bコース・専門コース)を受講しました。より専門的な知識と技術で安心・安全なお産を全力でサポート致します!

橋場香写真

リエゾン看護   吉川 侑希・川倉 康之

"リエゾン"という言葉は精神看護の分野で"橋渡しをする・連携する・つなげる"という意味があります。リエゾン看護師は精神科看護の知識や技術を持ち、精神科のみに限らず一般診療科の患者さんを対象に、より専門的な視点で心のケアを提供しています。また、看護師のメンタルヘルスも扱う分野であり、看護師が生き生きと働き続けられるために、ストレスマネジメントへの支援も役割の1つです。
その活動の中でも、リエゾン看護師が加わる認知症ケアチームでは、一般病棟に入院している身体疾患に伴う様々な心理的問題や認知障害をもつ患者さんに対しラウンドを行っています。チームは精神科医師や認知症看護認定看護師、精神保健福祉士などで構成され、一般診療科の医師や看護師と連携する事、患者と医療者の橋渡し、医療者同士のコミュニケーションを推進する役割を担っています。
高齢化に伴い認知症患者さんが増加する現在、患者さん・ご家族・医療社会のニーズに貢献できる活動を一緒に行っていきませんか?優しいメンズナースがお待ちしております!

摂食嚥下・口腔ケア看護  田中 順子・山本 美絵・江本 かおり

『口から食べる』という当たり前の行動を,安心・安全に行うことができるように、摂食嚥下・口腔ケアエキスパートナースとして活動しています。現在3名の看護師で活動しており、2名は摂食・嚥下障害看護認定看護師,1名は歯科衛生士の資格を有しています。看護師としての視点と専門的視野で患者さんに関わり、『口から食べる』ための支援を行っています。また、摂食嚥下・口腔ケアサポートチームの一員としても多職種で連携をとりながら活動をしています。

「食べることを支えたい!」「口腔ケアが好き!」という摂食嚥下・口腔ケアの分野に興味がある方は、是非私達と一緒に活動しませんか?気軽に声をかけて下さい。いつでもお待ちしています。

フットケア   中田佑里子・竹林陽子・小口聖子